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世界を動かす巨人たち <経済人編> 2017年28冊目

池上彰の「世界を動かす巨人たち <経済人編>」を読んだ。

世界を動かす巨人たち <経済人編> (集英社新書)

世界を動かす巨人たち <経済人編> (集英社新書)

★★★★☆



紹介される9組の内8組がアメリカから。のこり1組が中国。

アメリカってすごいな。

貧しい家庭からも金持ちの家庭からも世界を動かす巨人が生まれている。

生まれは関係ないのかもしれない。




メディア王のルパード・マードックが政権をメディアを使って後押していることに驚いた。

残念ながら、人々はいとも簡単にメディアに影響されてしまう。

しかし、そのルパード・マードックも9章のコーク兄弟に比べればまだビジネス的で理解できる。



小さな政府を目指すために資金提供し政治的影響力を強める。

それだけではなく、同じ思想を持つ人間を育て政界やメディアに送り込む。

そんな計画がちゃくちゃくと芽を出しつつある…。

コーク兄弟のやり方には背筋が凍る思いをした。



間違いなく金で政治をコントロールできる。

間違いなく金で世界を動かせる。

恐ろしいが、現実で起こっている。

そう、改めて気づかせてもらった。

p.245

アメリカにトランプ旋風を巻き起こした一つの背景には、アメリカ社会の急激な右傾化があります。それを支えているのが、大富豪のコーク兄弟です。莫大な資金を投じて世論を変える。いわば「世論を買い取る」のです。金があれば、思想も買い取ることができる。衝撃的な現実が、今私たちの前に生まれているのです。

コーク兄弟って今まで聞いたこともない。



池上彰が、歴史を動かす「個人」から現代世界を読み解く人気シリーズ、第2弾!

この11人こそが、真の「実力者」だ!
アマゾン、グーグル、マイクロソフト、フェイスブック、アリババ、等々―――。
世界を激変させた創業者たちは、どんな人物で、いったい何を考えているのか?

時に、政治権力者以上の、底知れぬ実力を発揮する大富豪たち。
だが、かれらの来歴や人となりは、よく知られていない。
池上彰が注目するのは、次の11人である。ジャック・マー(アリババ)、ウォーレン・バフェット(大投資家)、ビル・ゲイツ(マイクロソフト)、ルパート・マードック(メディア王)、ジェフ・ベゾス(アマゾン)、ドナルド・トランプ(不動産王、米国大統領)、マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック)、ラリー・ペイジ&セルゲイ・ブリン(グーグル)、チャールズ・コーク&デビッド・コーク(ティーパーティー運動の黒幕)。
かれらが何者かを知らずに、国際ニュースは語れない!