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池上彰の世界はどこに向かうのか 2017年24冊目

「池上彰の世界はどこに向かうのか」を読んだ。


池上彰の 世界はどこに向かうのか

池上彰の 世界はどこに向かうのか

★★★★☆


池上彰は「ネットでは自分の好きな検索ワードを使うので情報が偏ってしまう。新聞を読もう」というが、それは新聞でも同じだ。

人は自分の主張に近い新聞を購買する。

「ネットだから~」という意見は的を射ていないと思う。

p.117

フセイン大統領は、イラク国内では少数派のスンニ派に属していたこともあり、スンニ派を優遇し、シーア派やクルド人を弾圧してきました。
新政権はフセイン政権時代の恨みを晴らそうと、治安部隊を使ってスンニ派狩りを始めます。これに対しスンニ派は、フセイン政権時代の軍の残党を中心に抵抗します。こうしてシーア派とスンニ派の対立が激化。多数の死傷者が出る内戦状態となったのです。
この混乱の中から、スンニ派の過激派組織が誕生します。これが自称「イスラム国」(IS)の前身です。

スンニ派の過激派だったのか。

だからスンニ派の多いサウジアラビアがISをサポートしているという話があるのか。


ちなみに

シーア派は血統を重視してイランに多い

スンニ派は慣習を重視してサウジアラビアなどに多い。

「トランプ大統領」はなぜ誕生したのか?
EUはこれからどうなる?
「憲法上、日本は核を持てる」って本当?

――「不確実」の現代を自分の頭で読み解くために


日経新聞本紙朝刊の大人気連載「池上彰の大岡山通信 若者たちへ」の書籍化第3弾!

池上先生が東京工業大学の特命教授として講義を受け持ち、
学生に現代史やニュースの解説をするなかで
感じたこと、大学生や20代をはじめとする若者たちへ伝えたいメッセージなどを綴ります。

「トランプ氏当選」や「Brexit」など、人々の分断やこれからの世界の不確実性などを
示すニュースが相次いだ現代、
なぜ「まさか」が起きたのかを振り返りつつ、「世界はこれからどうなるか」を
自分の頭で読み解くためのヒントが得られます。


〔もくじ〕
・第1部 「米国編」アメリカ・ファーストの衝撃
・第2部 「世界編」〝まさか〟が起こる世界
・第3部 「日本編」この国のあしたを考える
・第4部 「大学編」君たちが生きるヒント