うつ病九段

うつ病になったプロ棋士・先崎学９段の体験記。

うつ病九段 (文春e-book)

★★★★☆

６月に発症して、１ヶ月の精神病院の開放病棟での入院を経て、８月か９月には落語で笑えて、１０月にはプロ棋士相手に将棋で勝つまでに回復している。

うつ病は治りにくいと思っていたので、その回復の早さにともてびっくりした。

現在、著者はうつ病から完全に快復して プロ棋士に戻れただろうか？

そうだといいな。

著者は妻、兄（精神科医）、同期、先輩、後輩に支えられていたのが、 特に兄（精神科医）の支えが大きかったように思う。

正しい知識、経験を基にした助言がとても素晴らしい。 パニック障害にも当てはまると思った。

うつにとって散歩は薬のようなものなんだ

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医者は助けてくれるだけだ
自分自身がうつを治すんだ

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何が苦しいのかまわりは全くわからない
いくら病気についての知識が普及したところで当事者以外には理解できない病気なんだよ

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うつ病で将棋が指せなくなったプロ棋士がドン底から現役復帰するまでの軌跡を綴ったベストセラー体験記をコミカライズ。