「続・資本論 (まんがで読破) 」を読んだ。
- 作者: マルクス,エンゲルス,バラエティアートワークス
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2009/04/28
- メディア: 文庫
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p.10
1個あたりにかかる労働者の人数や時間がパンよりはるかに多いんですね
ダイヤモンドがなぜ高いかの説明だけど、本当かな?
希少性が理由だと思う。
利益は余剰価値しか生まれなく、余剰価値は労働者からしか生まれない。
機械を導入して効率化を図ると、利益は増えるが利益率は落ちる…。
機械が余剰価値を生む労働者を置き換えてしまうからだ。
この点がよく理解できない。
てっきり機械が労働者の代わりになって余剰価値を生むものだと思った。
1日1個の製品が作れる労働者をもっと働かせて1日2個の製品を作るようにすることで余剰価値が生まれる。
同様に1日10個の製品が作れる機械を、より性能の良い1日20個の製品が作れる機械に置き換えることでさらなる余剰価値を生み出せるのでは。
機械の諸々の費用(購入費用、メンテナンス費用など)がそれを相殺するくらい、もしくはそれ以上かかるのということだろうか…?
仮に書いてある通り余剰価値が労働者からしか生まれないとすると、発展途上国への工場移転は納得いく。
やすい労働力を使うことできるので余剰価値がより生まれやすい。
懸念もある。
競業他社との競争が激しいので、資本をどんどん投資していき経済が大きくなる。
だが、どんどん利益率は低くなっていく。
最後は先の尖った棒の先につま先立ちしている状態になり、ちょっとしたことで倒れてしまうのでは。
経済が大きくなっていたぶん、その影響は以前に比べられないくらい大きいんじゃないだろうか。
その点が心配だ。
内容(「BOOK」データベースより)
産業革命以降、さまざまな商品で溢れかえる現代社会。経済バランスが崩れることが予想されるとしても、なお利益を追求する資本主義社会が抱える矛盾とは?なぜ不況が起こるのか?なぜ失業者が増え、貧富の格差が広がるのか…?『資本論』第1部をベースにした『まんがで読破資本論』の続編として第2部・第3部を漫画化。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
マルクス
1818~1883。ドイツの共産主義者であり革命家。エンゲルスと資本主義に関する考えを共有し、共産主義思想を打ち立てる。『資本論』第1部の主著はマルクスだが、第2部および第3部に関してはマルクスの遺稿を元にエンゲルスの手によって編集・出版されたエンゲルス
1820~1895。ドイツの共産主義者であり革命家。マルクスと資本主義に関する考えを共有し、共産主義思想を打ち立てる。『資本論』第1部の主著はマルクスだが、第2部および第3部に関してはマルクスの遺稿を元にエンゲルスの手によって編集・出版された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)