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TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール

TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール ★★★★☆


タイトルに”半年でTOEIC800点”という言葉あるが、この本の対象はTOEICで点数を取りたい人向けではないと思った。
通訳者になりたい人向けだろう。

肝心の勉強法は大体この手の本と同じだ。
おおざっぱにいって、とにかく勉強しようということ。
自分も同じ考えだ。

この本が他と違ったのは、著者の体験だ。
ノンネイティブにしては英語が出来る筆者が、帰国子女やネイティブにはどうあがいても敵わないと悟るところに共感した。本物にはなれないし、本物には敵わない。
著者はそこで諦めずに通信や医療という専門の通訳に舵を取り、彼らとの差別化を図り自分の商品価値を高めていく。そのしたたかさ、どんよくさ、勤勉さに感心した。

p.117

「耳を傾けて聞こう」「意味を理解しよう」などと意識する必要はありません。ただBGMのように流しておけばいいだけですから、どなたでも無理なく実践できるのではないかと思います。可能な限り長く、「24時間英語を聞いている」というくらいの環境を作りましょう

本当かな。
記号を聞いても、耳には記号しか残らないと思う。
実際、洋楽を高校の頃から聴いているが歌詞カードを見なければまったく歌詞が分からない。
高レベルの人には有効な方法なのかな。


p.123

シャドーイングが難しく感じる場合、最初のうちは文字を見ながら行ってもかまいません。シャドーイングでは耳で音をとらられるようになることが大切なので、慣れてきたら文字を見るのはやめましょう

完成形は文字を見ないのか。
知らなかった。


p.150

日本語から英語を考えると「伝えたいこと」が伝わらない英文を書いてしまいがちです。

日本では、お店にお客様が来たら「いらっしゃいませ」といいますが、英語では”May I help you?”と声をかけます。同じシーンでも文化によって発想やそれに基づく表現は異なるわけです。


ライティング力を鍛えるには、「日本語から英語に訳す」という発想を捨てなくてはなりません。
必要なのは英語の表現をたくさん覚えることと、それを使って自分が伝えたいことを直接英語で書く練習を積むことなのです。

なるほど。5文型を知っているだけではだめか。


p.178

私はTOEICで950点を取ったあと、通訳者としてスタートラインに立つために、さらに通訳学校で1年半も勉強しなくてはなりませんでしたし、通訳者になった後も、英語の運用力が足りずにずいぶん苦労しました。

TOEIC950点って世間が評価するほど英語力は無いよね。





内容紹介
3つのバイトを掛け持ちしながら英語を習得。
売れっ子同時通訳者が伝授する超スピード学習法。

「カネなし」「時間なし」「留学経験なし」のほうが
英語はモノになる!

「20歳を超えているのに英語ができない状態では、通訳者になるのは、まず無理です」
短大卒業直後、通訳者になりたいという夢を持って動き出そうとした矢先、
通訳エージェントからこう宣告されたときのショックは、今でも忘れられません。

確かに、当時の私は在学中は英検3級もとれず、卒業後に初めて受けたTOEICスコアは280点。
いっそ通訳コーディネーターになっては?というアドバイスをもらうくらいのレベルでした。
でも、私は夢をあきらめることができませんでした。

そんな著者が、なんと半年後にTOEIC800点をゲット!
さらに3年後、留学経験がないなか通訳者デビューを果たした。

「お金ナシ」「時間ナシ」「海外生活経験なし」の状況で英語をモノにするには、
”ちょっとしたコツ”がいる。その驚きの手法をあますところなく公開!!