誰でもスグできる! 自律神経失調症の悩みをぐんぐん解消する200%の基本ワザ ★★★★☆
「〜の悩みをぐんぐん解消する200%の基本ワザ」というタイトルと内容は異なる。
”自律神経失調症とは”にはじまり、”自律神経失調症の症状”、”予防”について書かれている。
200%の根拠もない。
いわゆるやさしい総合的な自律神経失調症についての本だ。
分かりやすいのではじめて読むのに良いと思う。
p.110
自律神経失調症の症状と似ていますが、扁桃体を中心とする脳の機能異常によって起こる脳機能障害と考えられています。
薬で症状が軽減することを考えると脳機能障害なのかもしれない。
p.116
「過呼吸症候群」は、過換気(過換起)症候群や神経性呼吸困難とも呼ばれますが、不安神経症やパニック障害にみられる代表的な症状です。
略
救急時は、紙袋を口に当て、履いた空気を再度吸いこむという行為(ペーパーバック呼吸法)を繰り返すとよいでしょう。
*ただし、この方法をよくないという意見もあります。応急処置も医師に相談するとよいでしょう。
呼吸困難であるという不安感が、さらなる死への恐怖感、全身の筋肉の硬直、失神などを引き起こします。神経症的な依存心の強い人や若い女性に見られるのが特徴です。1人で悩まず、心療内科や呼吸器内科などで相談しましょう。
p.152
自律神経失調症を完治させるには、医師に任せっきりになるのではなく、「自分で治そう!!」という前向きな気持ちで、根気よく治療に取り組む姿勢が何より大切です。
p.192
早寝、早起きの良質な睡眠こそが、自律神経失調症の最大の防御法です。
内容紹介
いろんな自覚症状はあっても、検査では異常なし!? そんなときは「自律神経失調症」を疑ってみては?帰宅&出社拒否症、ゲーム依存症、コンピュータ依存症、ひきこもり、不登校、などの病状とともに、身体のだるさ、不眠、うつなどのあらゆる身体症状を訴えるのが自律神経失調症の特徴です。
多岐にわたり、またグレーゾーンの多いとされるこの自律神経失調症の病名の最大原因はずばり、ストレスです。
本書では、この鬱陶しくも優れない自律神経失調症についての原因と治療法、予防法を読みやすく、かつイラスト図解入りでわかりやすく説明しております。医師界における
自律神経失調症の現在の解釈の仕方や、著者が唱える最新の治療法を結集した一冊です。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
久保木/富房
東京大学名誉教授、医療法人秀峰会心療内科病院・楽山名誉院長。略歴:1969年、東京大学医学部保健学科卒業。1973年、東京大学医学部医学科卒業。1996年、東京大学医学部心療内科教授。2005年、東京大学名誉教授、早稲田大学先端科学・健康医療融合研究機構・客員教授、医療法人秀峰会心療内科病院・楽山病院長。2008年、医療法人秀峰会心療内科病院・楽山名誉院長。学会活動等:日本不安障害学会理事長、日本ストレス学会理事、日本うつ病学会理事など。「心療内科」元編集委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)