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人生論 2017年10冊目

堀江貴文の人生論を読んだ。


「人生論」 (ロング新書)

「人生論」 (ロング新書)

★★★★★


2010年出版。

読んでいると、7年後の2017年の世界から昔のホリエモンの頭の中を覗いている感覚になった。



現在の社会は老人民主主義社会で、若者はいいように搾取されているという。

この考えはなかなか出来ないと思う。


自分は当たり前のように現状を受け入れ、社会に出る。

そして何の疑問も思わない。


ホリエモンの俯瞰できる視点が羨ましい!




世の中を俯瞰でき、固定概念に疑問を持つホリエモンには日本は結構生きづらい社会だと思う。

よく挫けずに発信し続けれるなぁ。

その精神的な強さに尊敬する。


p.13

死を恐れるからこそ、恐怖に感じるのであって、考えなければいいんだ。忙しくして忘れることが、最高の忘れ方だ。

いいなぁ。

自分は忘れようと思えば思うほど、引き寄せられドツボにはまってしまう…。


p.41

当時、私は余裕がなかった。焦るあまり、いろいろなところをはしょっていた。「急がば回れ」という言葉があるが、私は「運がよければ回らなくてもいい」と思っていたのだ。それに賭けていた部分があったかもしれない。

本当かな?
余裕があったなかったじゃなくて、それが信念だったんじゃないのか?

ホリエモンの他の著書を読むと、合理的でないことには従わないという信念で動き、固定概念で動いている人たちとの間に軋轢が生まれたのでは?


p.92

人と同じことをするのは、1番損をすることなのだ。人と違うことをするからこそ、超過利潤が生まれるのであって、同じことをしていたら一番高いものを買わされるだけである。
ところが、多くの人は「人がたくさん並んでいるところなら安心」と思うらしい。

新進気鋭の起業家というイメージにピッタリ。


p.120

一票の重みはどの所得層の人も等しく同じだから、票がまとまればある程度の発言力を持つ。そのために、一部の低所得者層の人たちの意見をもとにして、政治は保護主義に走ってしまう。すると、貿易不均衡が起こる。

当たってる!
ドナルドトランプ登場、ドイツとフランスでの極右政党の台頭。


p.172

ニートだとか、働かないといったニュースを見ていると、私は世の中がどんどんピュアになっていくプロセスなのだと思われてならない。昔なら大した問題ではなかったのに、本来の問題からどんどん離れて、純粋化していっている。小さなゴミでも気になる、といったようにである。

不純物に対する耐性がなくなると、排除しようとして管理・監視社会がすすむ気がする。



報道では知ることができない真実の声!
頂点を味わい、どん底に突き落とされた男の生き様!!


『世の中は諸行無常だと思う』

■死を恐怖に感じるのであるなら考えなければいいのだ。
そのためには忙しくすることが最高の忘れ方だ…「死生論」
■1日24時間しかない。有効に使うには、時間の最適化を
考える以外にない。大切なのは時間の使い方だ…「自己分析論」
■色紙を手渡された瞬間、私の目からは涙があふれ出した。
思いきり泣いて嗚咽が止まることがなかった…「本質論」
■保護主義や反グローバリズムが力を盛り返しているが、
流れはグローバル化に向かっている…「未来論」
■名刺をひと工夫するだけでも、新しい発想が出てくるかも
しれないというポジティブフィードバックがある…「教育論」
■1から10を生み出したり、コラージュしたり、フィーチャリングを
したりするコラージュ力も僕の能力だと思う…「仕事論」