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さらなる複合名詞

今まで複合名詞について調べてきた。


さらに複合名詞について調べた。


複合名詞と形容詞+名詞の違い | 英語のQ&A【OKWave】より

複合名詞と形容詞+名詞の違い
題意どおりですが、例えば、
複合名詞
moisture absorption (吸湿)

がありますが、
moist absorption
とはなぜできないのでしょうか?

名詞+名詞

形容詞+名詞
の違いが分かりません。

詳細な説明お願いします。

moisture absorption = 湿気(水蒸気)の吸収 = 吸湿
moist absorption = 「湿った吸収」????!

確かにこれはおかしい。

名詞+名詞
は、前の名詞が目的語で後の名詞が動詞の名詞形
一方、
形容詞+名詞
は、前の形容詞が後ろの性質・形状などがそうである
ことを修飾する関係

したがってまったくちがいます。これは意味論の世界で
の重要なことです。

absorb moistureを入れ替えてmoisture absorptionにして名詞として扱い、意味は形容詞+名詞とは大きく違うのか。



授業: 複合名詞(Noun Compounds)基本編より

下記の例をご覧いただくとおわかりのように、多くの場合、英語のNoun Compoundsと日本語の複合名詞はよく対応しています

science activity  科学活動
science analysis  科学解析
science boom  科学ブーム
behavior science 行動科学
cell science    細胞科学
disaster science 災害科学
police science   警察科学 

日本語でも言えて、 「溶媒を蒸留するための装置」より「溶媒蒸留装置」と複合名詞を使用した方が簡潔で、論文などにはふさわしいですよね。

なるほど。
これは見分け方の良い目安になる。


複合名詞を作るときの順序

先ほどの「equipment for the distillation of a solvent」を例にとって考えてみましょう。

ここで左端(頭)にある名詞(ここではequipment)をhead nounと言います。
Noun Compoundsを作る際は、このhead nounが右端におかれ、残りの語はhead nounを修飾する語(qualifier)としてその前に置かれます。

head nounについている冠詞を除き、すべての冠詞と前置詞は省略されます。

さて、ここでdistillationとsolventという残りの名詞の語順が問題になりますが、もとの名詞句でhead nounに近く置かれていた名詞がnoun compoundsになってもhead nounの近くに置かれます。

つまり、distillationの方がequipmentの近くに置かれるわけです。
solvent distillation equipment