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初対面の教科書―おちまさとプロデュース

初対面の教科書―おちまさとプロデュース ★★★☆☆

良くある内容の本だった。
この手の本を初めて読むにはいいと思う。

p.32
それを、性能のすばらしさを伝える前に「デザインさえよければもっと売れるはずですよね」と言ってしまったら、偉そうな批評になってしまいます。

シュガーコーティングだ。

p.72 初対面上手とは
聞き上手→まとめ上手→たとえ上手
「要約」「たとえ」が難しければ、「確認」という方法もあります。
「ごめんなさい、私、理解力が乏しくて。つまり、おっしゃってるのこういうことですよね」と、相手の言ったキーワードを拾って声に出し上げるのです。
大事なキーワードだけを再確認してあげるのです。

p.79 礼儀正しいとは?
マナー
×名刺は両手で受け取らねばならない

リスペクト
○名刺は両手で受け取ったほうがいい

p.97
相手の目を見続けている人は、相手に不信感さえ感じさせてしまいます。
思い出してください。相手も緊張しているのです。ずーっと見つめられたら、落ち着かなくなってしまいます。
ですから、相手と目を合わせる効果的なタイミングを計りましょう。

p.145 面接だって初対面
残せる印象は「最大1個」、つまりは印象をひとつも残せない場合もある、ということです。
どんな人が面接官の印象に残らないかといえば、「どこかで聞いたようなセリフの羅列」をする人です。

p.165 言葉尻強制変化
語尾ぎりぎりのところを発していないからこそ、力ずくで方向転換をさせることが可能なのです。

なんとも浅はかなやり方。
すぐにばれると思う。

p.176 社交辞令は許さない
初対面を苦手に感じる原因のひとつに、あの「白々しさが嫌いだ」という人がいます。

その白々しさの最たるものが、別れ際の「じゃ、今度飲みにいきましょう」などの、世界的に有名なあの「社交辞令」です。

実現する気の薄い「社交辞令」が出てくるような初対面は、失敗だと言えるのです。

たしかに。

p.179 半分に好かれろ
みんなと横並びでいい、そんな消極的な目標のために初対面力を養うのでは、それはあまりにももったいないことです。他の誰よりも相手の心にガツンと印象を残し、これからの関係を深いものにしたい、と考える方が良いですし、それが初対面力のモチベーションともなっていくはずえす。かといって、百戦百勝は望むべきではない。

残りの半分の人には嫌われなくては意味がありません。好きでも嫌いでもない、という「どうでもいい印象」しか残せないのは、目立っていません。

内容紹介
初対面が苦手なすべての人へ!
待望の初対面克服マニュアルがとうとう完成!
大ヒット作『企画の教科書』で明かした企画に関するおちまさとの脳味噌は、リアルな対人関係にも抜群の威力を発揮するものだった! 自他共に認める「天下の人見知り」おちまさとがプロデューサーという仕事故に、毎日繰り返すことになった膨大な数の初対面。どうしたら素晴らしい初対面をものにすることができるのか?
ヒット企画を生み出す柔軟な発想と、毎日平均30回の「はじめまして」がケーススタディとなり、ここに最強の「初対面マニュアル」が完成!

ビジネスに即効! 面接で圧勝! 合コンに重宝! 人生に朗報!

出版社からのコメント
学校へ行こう!」「仕立屋工場」「百萬男」「空飛ぶグータン」「カリスマスク」など、数多くのヒット番組や、DoCoMo期間限定ブランド「ダットエムオー」、アーティストのプロデュースなどを手がけて大活躍を続けているおちまさと氏。彼がプロデュースする新タイプのビジネス書が完成しました。
 本書は、9刷と大好評(当社比)をいただいた企画立案マニュアル『企画の教科書』を始めとする教科書シリーズの第2弾です。教科書や参考書さながらの前作の表現方法を踏襲しながら、初対面についての広範囲なノウハウを網羅しています。
 初対面は、誰にとっても大変なもの。人類みな人見知りである、というスタンスに立ち、それでも「素晴らしい初対面をしよう!」という強烈な願望を実現するためのノウハウをぎっしりと詰め込んだのが、本書です。
 初対面で「アガる」構造を解き明かし、最高の「初対面の成功」はなんたるかを示唆し、そこに行き着くためのルートを明確に提示します。

 具体例も満載。
 ビジネスシーンでよくある「上司にくっついて出かけた先での、担当者との3人での初対面」や、合コン、はたまた面接すらも初対面と捉えて、その心の動きから詳細な注意事項までを、真面目に軽快に解き明かしていきます。

 本文の他に、ツボを突くようなはみ出し、なるほどと唸るコラム、達人おち氏へ対する著名人からの「初対面を振り返ってのコメント」……それらが有機的に結合した、通読してなるほど、行きつ戻りつを楽しめる画期的な作りの本になっています。
 表紙はシリーズデザインを踏襲し、爽やかなグリーンを基調に、「初対面下手=人間関係の初心者」をイメージ。「5月病にも効くかも?」と思わせる、スケベな思惑に溢れています。今回起用したイラストレーターは白根ゆたんぽ氏。スタイリッシュ家電amadanaの取扱説明書などで今まさに旬のイラストレーター。端正なボケが光る線画で、本書を彩ってくれています。