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パニック発作時の対応として腹式呼吸は本当にいいのか?

パニック障害と過呼吸 - How Many Books Do You Have?で記した本は図書館にリクエストした。
残念ながらまだ届いていない。

圧倒的にインターネット上の情報や本では、発作時の対応として胸式呼吸から腹式呼吸にしましょうと書いてある方が多い。

しかし、この本のチャプターに以下の項目がある。
これがとても気になった。

過呼吸のときに深呼吸するのは逆効果


何故気になったかというと、過呼吸時には交感神経が活発になっているので、副交感神経(リラックスを司る)にスイッチするために腹式呼吸(つまり深呼吸)ものだと思っていたからだ。その考えと真逆のことが書かれている為に興味を惹かれた訳だ。

しかし腹式呼吸やると余計パニックになる: パニック障害克服法〜ぼくのパニック症体験記録より

腹式呼吸やると余計パニックになる

このような実際の経験がある。
となると「過呼吸時に深呼吸するのは逆効果」の方が正しい気がしてきた。

考えている内に、本を読む前に著書の内容が分かってしまったような気がするので記す。

パニック障害からの快復 こうすれば不安や恐怖は改善できる - How Many Books Do You Have?に、以下の記述があったことを思い出した。

一方、腹式呼吸は、気持ちを落ち着かせるほうの副交感神経系と結びついています。それ以外に肺の下葉により多くの酸素を運んでくれます。酸素の量は約25%増えるのです


つまり、過換気症候群の人は二酸化炭素量が少なくなっている状態だから、酸素量がさらに25%増える腹式呼吸は逆効果なのではないだろうか。
まずは過換気症候群が治まるまでビニール袋か紙袋、もしくは自分で手で口を覆って、吐いた二酸化炭素を取り込む過換気症候群が治まったら、そこからが腹式呼吸の出番で、副交感神経を活発化しリラックスに持って行く。

これが発作時の正しい対応で著者の「過呼吸時に深呼吸するのは逆効果」の真意ではないだろうか?
図書館に入荷しだい読んで早く真意を知りたい。