お笑いコンビ”キングコンゴ”西野 亮廣の『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』を読んだ。
- 作者: 西野亮廣
- 出版社/メーカー: 主婦と生活社
- 発売日: 2016/08/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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素晴らしい思考に触れられた!!!
今まで読んできた本の中で1番だ。
西野に対してはなんとなく”いけ好かない”と思っていたが、”炎上するほどか?”とも思っていた。
今回この本を読んでも西野が大好きになったし、
既成概念に囚われない発想を持ち
疑問を持ち、解を見つけ、実行し、結果を出している
ことを知り尊敬するようになった。
ホリエモンと西野の類似点
ホリエモンの考えと被る点が結構あった。
”これまで”と”現在”を延長すると、ホリエモンと西野には似た未来が見えているようだ。
炎上、バッシング
ホリエモンがバッシングを受けたのは自分の考えが分からないほうが馬鹿だと説明をせずに押し通したことによる摩擦からだと思うが、西野の炎上は説明をしているのに恣意的に発言を切り取られたり歪めらているのが原因のようだ。
何故なんだろう?
古い概念に囚われない西野に古い人達は反感を覚えるのは分かる。自分たちの守ってきたもの、システムを破壊される危険があるからだ。
でも、考えが理解できなくても結果が出ている以上、自分の考えがもう古くなっていることを認識して西野の新しい考えに自分を適応していくべきだと思う。
西野の既成概念に囚われない思考に触れていたいので、これからはホリエモンと池上彰に加えて西野亮廣もフォローしていこうと思う。
p.65
ゴミが出てしまうなら、ハロウィン当日に「ゴミを出すな」と力で押し戻すのではなく、ゴミが出ることを逆手に取って、ハロウィン翌朝に”ゴミがないと成立しないイベント”を新しくつくっちゃえばいい。ゴミがあればあるほど盛り上がるイベントを。
発想の転換とそれを実行に移す行動力が素晴らしい。
p.161
いつだって、正論バカが1番ブレーキを踏みやがる。
いいね!本当にその通り。
箸の持ち方がおかしいだ、食材がかわいそうなどのモラルの押しつけ。
それほど問題にならないようなことを、さも大事なことのように問題を大きくして排除。
p.177
なんとなく50~60代のオジサマ達に時代を牛耳られている感じがあって、その人たちの御輿を担いで死んでいくのは嫌だけど、だからといって僕1人で攻め込んでもひねり潰されてしまうので、横のつながりを作るために、まずは「たまり場」を作ることにした。
西野もホリエモンと同じように若者は搾取され生きづらい時代だという認識なのか。
自分はまったく気づかなかった。
老人は敬えと教育されてきたせいだろうか?
いや違う。彼らも同じ教育を受けてきた。
なのに、違う時代の見かたができている。
p.189
僕は文化祭みたいなノリを一生続けたくて、この世界に入った。
いいなぁ。
文化祭の感じで仕事できたら。
楽しいだろうなぁ。
p.269
全国各地に多数ある寂れた商店街で、一番最後まで生き残るのはスナックで、理由は魚屋さんや肉屋さんのようにコンテンツを売っているのではなく、そこで過ごす時間や体験を売っているから。
雰囲気、体験を売りにしないと価格競争に巻き込まれるだけ。
p.327
「好きなことで食っていけるほど人生は甘くない!」という時代から、「好きなことで生きていく」を追い求める時代になり、これからは「好きなことでしか生きていけない」という時代が間違いなくやってくる。
ホリエモンも提唱している。
漫才師、絵本作家、イベンター、校長、村長、ついには上場企業の顧問にも就任しちゃったキングコング西野が語る「新しい仕事の広げ方」、「本当のお金の話」、「常識の覆し方」、「エンタメの仕掛け方」とは? 肩書きを自由に飛び越える異端児の型破りな実例満載! 世間からハミ出す人のためのビジネスヒント集