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聞く力―心をひらく35のヒント 2014年16冊目

聞く力―心をひらく35のヒント ★★★☆☆


文章は流れが自然で読みやすい。
その上いささか謙遜がすぎるが明るく気取らない著者の性格が出ていて、読むとさわやかな気持ちになる。

内容は著者のインタビュー経験を通して、聞き方、考え方、態度、服装などのTIPSで構成されている。残念ながらどれも見たこと聞いたことのある内容で、ベストセラーになったのが不思議だ。
しかし、この手の本を読んだことがない人にはおすすめだ。

p.31

城山さんは私の前で、鋭い突っ込みや、こちらがドキッとするような質問はなさいませんでした。ただひたすら、「そう」「それで?」「面白いねえ」「どうして?」「それから?」と、ほんの一言を挟むだけで、あとはニコニコ楽しそうに、私の世にもくだらない家庭内の愚痴を、穏やかな暖かい表情で聞き続けてくださったのです。

内容(「BOOK」データベースより)
頑固オヤジから普通の小学生まで、つい本音を語ってしまうのはなぜか。インタビューが苦手だったアガワが、1000人ちかい出会い、30回以上のお見合いで掴んだコミュニケーション術を初めて披露する―。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
阿川/佐和子
1953(昭和28)年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒、81年『朝のホットライン』のリポーターに。83年から『情報デスクToday』のアシスタント、89年から『筑紫哲也NEWS23』(いずれもTBS系)のキャスターに。98年から『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)にレギュラー出演。99年檀ふみ氏との往復エッセイ『ああ言えばこう食う』(集英社)で第15回講談社エッセイ賞を、2000年『ウメ子』(小学館)で第15回坪田譲治文学賞を、08年『婚約のあとで』(新潮社)で第15回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)