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シャーロック・ホームズ傑作短編集[改訂版] From the Files of Sherlock Holmes (ラダーシリーズ Level 3)  2016年23冊目

シャーロック・ホームズ傑作短編集[改訂版] From the Files of Sherlock Holmes (ラダーシリーズ Level 3) ★★★★☆


平坦でハラハラ感が全く無かった。
映像がないとあまり面白くはないな。


英語は今まで読んだラダーシリーズで一番難しかった。
そして、代名詞"he"が多用されていて誰を指した代名詞か混乱する。
おかげで、読むスピードは137wpmと遅かった。


p.85

if the Movement knew where he was,

"the Movement"の解説が文中にも巻末にもないので、当時は常識だったのかな。


分からなかったので調べてみた。
The Adventure of the Golden Pince-Nez - Wikipedia, the free encyclopedia
ここのNihilist movementがそれだろう。


Nihilist movement - Wikipedia, the free encyclopedia

It is derived from the Latin nihil, meaning "nothing".

the Nihilists were known throughout Europe as proponents of the use of violence in order to bring about political change.

暴力で政治的変革をもたらす革命家か。



19世紀後半のロシアの革命組織 - Wikipedia

ロシアのニヒリズム
最大の悪弊は農奴制であった。貴族の父親は横柄で厳しく、息子は召使や農民に人道的に接した。ロシアに輸入された社会思想は、親子対決の形をとった。
道で人に会って会釈する事も偽善とされ、つねに気難しい顔をする。美や芸術も、農民や労働者からの搾取の上に成り立っていると否定される。愛のない結婚も否定される。貴族の娘は、華美な衣裳を捨てて、黒一色の地味な衣裳をまとい、わざわざ貧しい暮らしをする。さらに、家出が流行する。家を出た青年男女は、手近なサークルに入り、そこでは男女が対等に、禁欲的に共同生活をした。このサークルでは召使を雇う事は許されず、貴族の令嬢も自分の手で床磨きをした。衣類や装飾品は売れず、若い娘は読書で身を飾った

同じシステムで黙っていれば何も困ることのない優雅な暮らしができたのに、それを捨てるなんてなんて素晴らしい若者たちなんだろう。


内容紹介
やさしい英語で書かれた、多読に最適なラダーシリーズ Level 3(使用語彙 1600語)

From the Files of Sherlock Holmes (Sir Arthur Conan Doyle)
【総単語数 20,580語】

過労で倒れ、相棒のワトソンと田舎町ライゲートに療養に出かけたホームズ。しかし地元の有力者アクトン家に泥棒が入ったと聞き、名探偵の血が騒ぐ。その翌日、今度はライゲートの大地主カニンガム家で、使用人がピストルで撃たれて殺される。死体が握りしめていた破れたメモが、事件を解くカギとなるのだろうか。『ライゲートの謎』のほか、『悪魔の足』『金縁の鼻眼鏡』を収録したホームズ傑作選。

【ラダーシリーズとは】

使用する単語を限定して、やさしい英語で書き改められた、多読・速読に最適な英文リーダーです。巻末にワードリストが付属しているため、辞書なしでどこでも読書が楽しめます。また多くのラダーシリーズに日本語による補助的な解説も含まれています(登場人物の紹介や時代背景など書籍によって解説内容が異なります)。

使用語彙について
レベル1: 中学校で学習する単語 約1000語
レベル2: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約300語
レベル3: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約600語
レベル4: レベル1の単語+使用頻度の高い単語 約1000語
レベル5: 語彙制限なし

出版社からのコメント
ラダーシリーズは、「はしご (ladder)」を使って一歩一歩上を目指すように、学習者の実力に合わせ、無理なくステップアップできるように開発された英文リーダーのシリーズです。 リーディング力をつけるためには、繰り返したくさん読むこと、いわゆる「多読」がもっとも効果的な学習法であると言われています。多読では

1. 速く
2. 訳さず英語のまま
3. なるべく辞書を使わずに

読むことが大切です。スピードを計るなど、速く読むように心がけましょう(たとえば TOEICテストの音声スピードはおよそ1分間に150語です)。そして1語ずつ訳すのではなく、英語を英語のまま理解するくせをつけるようにします。こうして読み続けるうちに語感がついてきて、だんだんと英語が理解できるようになるのです。まずは、ラダーシリーズの中からあなたのレベルに合った本を選び、少しずつ英文に慣れ親しんでください。たくさんの本を手にとるうちに、英文書がすらすら読めるようになってくるはずです。