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池上彰の「経済学」講義 ニュース編 覇権をめぐりお金が武器に 2016年5冊目

池上彰の「経済学」講義 ニュース編 覇権をめぐりお金が武器に ★★★★★


大学生への講義を収録した本。
説明がすごく明快!読んでよかった。
池上彰はこうじゃないと。


p.274

ユダヤ教からキリスト教が分かれました。ということは、当然ですがユダヤ教における神とキリスト教における神は同じだということになる。キリスト教がやがてローマ帝国全体の国の宗教となります。

キリスト教の普及前はローマ帝国ではなんの宗教が普及していたんだろう?


ローマ帝国 - Wikipedia

古くからの神々を廃し、392年にキリスト教を国教とした。


ギリシア神話 - Wikipedia

新しく勃興したキリスト教は、まさに神話を否定したプラトーンの思想の延長上にあるとも言えたが、この後、千年以上にわたって続く西欧の精神の歴史のなかで、ギリシア神話はもはや宗教ではなく、この神話に登場する逸話や神々を、自然現象の寓意とも、娯楽のための造話とも見なしていた。

ギリシア神話が宗教だったのか。


p.282

カトリック
ローマ教皇(法王)を中心に、世界に12億人以上の信者がいるキリスト教の最大の教派

プロテスタントにおいて、カトリックのの教皇に相当するのなんというのだろう?

プロテスタント - Wikipedia

プロテスタント」は諸教派の総体であって、プロテスタント全体の代表者や指導者のような存在(カトリック教会における教皇正教会における総主教)や、プロテスタント全体を統括するような教団連合組織はない。

道理で聞いたことがないわけだ。


テレビ東京BSジャパンの放送でも話題。池上彰愛知学院大学講義の書籍化・第2弾。ニュースを経済の視点から読み解く。お金を武器に覇権を争ってきた戦後世界。東西冷戦後の資本主義の暴走、原油価格の乱高下と地政学イスラムの台頭などで注目を浴びる宗教と経済の関係、出口戦略が問われるアメリカの金融政策――などから、21世紀の世界を考える。

第2弾 ニュース編
覇権をめぐり お金を武器に
1 石油をめぐる地政学
2 お金が商品になった――ブレトンウッズ体制の崩壊
3 リーマン・ショックが生まれた理由
4 EUとユーロ――理想と現実
5 金融政策の方法とは?――日銀とFRBの役割
6 宗教と経済の関係を読む
7 企業の成長と衰退を考える――
  スターバックスマイクロソフト、アップル、アマゾン
テレビでも話題の愛知学院大学講義の書籍化・第2弾(全2巻完結!)