TOEICテスト パート7の長文がスラスラ読めるようになる本 ★★★☆☆
本書を徹底的にこなせば、
こんな悩みから解放されます!1 Part 7の英文が読めない
2 いつも時間内に終わらない
3 何度も本文と設問を行ったり来たりする
4 選択肢の正解が一瞬で選べない
5 言い換えに気がつかない
こういった悩みを持っている人向けということは、対象は900点以下の人だろう。
全体的に解説は丁寧だ。
しかし上に挙げたこの本の売りの2,3,4についての具体的な対策は読み取れなかった。
良かったのはSTEP2。
step2(p.165〜)では問題文は日本語、設問と選択肢は英語だ。
これをやったみたところ全問正解だった。
ということは、母国語で問題ないのに外国語だとと間違えてしまうのは英文の読解に問題があるんだ。
その理由は
読んでいるだけで理解していない
読み進めている内に以前の内容を忘れてしまう
表面的な内容しか捉えられず、真意をくみ取れていない
文法、語彙が難しくて訳せなくて飛ばしてしまう
などだろう。
step3
p.199
”工事によるバス運行の影響”というのがアナウンスの趣旨。
それらしい答えがないので、(c)交通渋滞の報告を選んで間違えた。
「a disruption of normal bus services(工事があるから通常運行に混乱が生じる)」を「Changes in bus operating hours(バスの運行時間の変更)」と言い換えているのが理解できない。
なぜなら「バスの運行に混乱が生じる」というのは、もしかしたら「走行ルートの変更」かも知れないし、「運行自体を中止」かも知れないし、もちろん「運行時間の変更」かも知れないからだ。
そういった幾つかの可能性があるのに、運行時間の変更と断定しているのが理解できない。
言い換えは同等のものかそれよりも抽象的なものでなされる。
なので「Changes in bus operating」なら分かる。
しかし「Changes in bus operating hours」という想像を正解にするのはおかしい。
何故ならoperating hoursという言い換えは、言い換え前より具体的になるからだ。
step3
p.210
open a new branch office(新しい支店を開く)→start business at another location(別の場所でビジネスを始める)
これは理解できる。
なぜなら言い換え対象が抽象化されているからだ。
別の場所でなんらかのビジネスを始めるということは、今の会社を維持したまま新しい分野の会社を作り本社を置くのかも知れないし、会社をたたんで別のビジネスを始めるのかも知れないし、新しい支店を開くのかも知れない。
内容紹介
「時間がなくて解き終わらない」「語彙がわからない」と、苦手意識を持つ人が多いTOEICのパート7に特化した対策本。1日1パラグラフ、3日で1題分を読み終わる「読解トレーニング」を軸に、TOEIC長文問題をクリアするためのトレーニングができる。
出版社からのコメント
「Part 7を制する者が、TOEICテストを制す! 」
昨今のTOEICテストの傾向をふまえて、こう断言する
著者人が結集して、ますます難化する「長文読解」に対応できる
リーディング力を養えるトレーニングを一冊に凝縮。本書を徹底的にこなせば、
こんな悩みから解放されます!1 Part 7の英文が読めない
2 いつも時間内に終わらない
3 何度も本文と設問を行ったり来たりする
4 選択肢の正解が一瞬で選べない
5 言い換えに気がつかないSTEP1の読解練習では、1日の分量はたった1パラグラフ。
1パラグラフ分の文章と設問、日本語訳、解答と解説が付いています。翌日は、前日のパラグラフとその続きの1パラグラフ分、翌々日はここまでの2日分+最後の1パラグラフが追加され、3日で1題読み終えるしくみ。
自然と同じ文章を繰り返し読むことになり、語彙や出題のパターンが定着しやすいのです。また、パート7でよく出る「広告」「メール」などのテーマに対し、それぞれ複数の例題を収録。たくさんの問題に当たることで、どのテーマでどんな語彙や表現が使われ、設問でねらわれるポイントがどこなのかがすぐわかります。
内容(「BOOK」データベースより)
難関のパート7で確実にスコアをとる。3つのステップで徹底対策&トレーニング。毎日1題リーディング積み上げレッスン。
著者について
高橋基治(たかはし もとはる)
東洋英和女学院大学教授。およそ20年に及ぶ研究からTOEICテストを隅々まで熟知。テスト問題、攻略法に精通しているその道のエキスパート。専門は英語教育と第二言語習得。TOEIC指導において受講生のやる気を喚起し、多数の高得点者を輩出している。著書に『TOEICテスト正解」のたねあかし』(小学館)、『これ、英語でなんて言う?』(中経出版)など多数。北村豊(きたむら ゆたか)
TOEIC特化型英語塾「豊の英語塾」塾長。日本大学、國學院大學、高崎経済大学その他の大学でTOEIC演習及びビジネス英語等の授業を担当。昭和の時代よりTOEICを受け続け、20年以上TOEICの傾向と対策を徹底して分析・研究し続けている専門家。国内外での著書、学術論文、学会発表多数。英語文化研究博士。ポール・アンダーウッド(Paul Underwood)
東洋英和女学院大学専任講師。センター試験をはじめ、日本の大学入試問題に精通している言語教育のエキスパート。津田塾大学でTOEFLテスト夏季集中講座も担当。専門は読解テスト問題と言語認知育成。国際的な学会誌にも論文を多数発表している。主な著書に『Speak Easy』、『EFL Reading in Japan: Theory, Policy, and Practice』(メディアイランド、共著)などがある。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高橋/基治
東洋英和女学院大学教授。およそ20年に及ぶ研究からTOEICテストを隅々まで熟知。テスト問題、攻略法に精通しているその道のエキスパート。専門は英語教育と第二言語習得。TOEIC指導において受講生のやる気を喚起し、多数の高得点者を輩出している北村/豊
TOEIC特化型英語塾「豊の英語塾」塾長。日本大学、國學院大學、高崎経済大学その他の大学でTOEIC演習及びビジネス英語等の授業を担当。昭和の時代よりTOEICを受け続け、20年以上TOEICの傾向と対策を徹底して分析・研究し続けている専門家。国内外での著書、学術論文、学会発表多数。英語文化研究博士アンダーウッド,ポール
東洋英和女学院大学専任講師。センター試験をはじめ、日本の大学入試問題に精通している言語教育のエキスパート。津田塾大学でTOEFLテスト夏季集中講座も担当。専門は読解テスト問題と言語認知育成。国際的な学会誌にも論文を多数発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)