なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか? ★★☆☆☆
タイトルは「なぜマッキンゼーの人は年俸1億円でも辞めるのか?」だが、「マッキンゼーで学んだこと」の方がしっくりくる。
マッキンゼーでの本人の成長記録といった感じだ。
序盤、数人のマッキンゼー出身者の名前とその実績を長々と書くページがある。
いやいや他人はどうでもいいから。
あなたがどうしたかでしょう
なんだか虎の威を借る狐が脳裏に浮かび、嫌な感じがした。
マッキンゼーのやり方は、”クライアントにNoをいうことが奨励されている”、”常に価値をだすことを求められる”など、外資はやっぱり違うなぁと思わされるものだ。
しかし、そのほかは
問題点を明らかにする
分析する
策を練る
差別化、アイデンティティという当然のことが書かれてあった。
p.12
楽天ならば「安さ」、amazonならば「便利さ」。しかし「サービス」を提供価値とする通販サイトはこの日本には存在していない。
略
消費者はたとえ通販サイトであっても「サービス」を求めている。
これが今、僕が検証している「仮説」だ。
送料無料、99日間返品OK、返品の送料無料、コンシェルジェ。
それらがロコンドの差別化とのことだが、薄すぎないか。
結局その負担が商品価格に転嫁されるか、利益を圧迫して疲弊するかだ。
参考:
ロコンドは死んだのか?:投資十八番
月刊 ネット販売 Online ≫ Blog Archive ≫ 「ロコンド」の黒字化は2、3年後 【ジェイド田中裕輔代表取締役】
ロコンド 靴の通販が成長軌道に、今期取扱高35億円へ - 通販新聞
【2013年】靴通販のロコンドが倒産?上場?どうなる? ≪ 会計の勉強したいブロガー
内容紹介
普通の大学生をマッキンゼー史上最年少マネージャー、靴のネット通販No.2「ロコンド」
代表者に変身させたマッキンゼーのDNA『インパクト志向』の秘密を解説する初の著書です。
内容(「BOOK」データベースより)
ダメ大学生をマッキンゼー史上最年少マネージャー、靴のネット通販No.2・ロコンド代表者に変身させた『インパクト志向』の秘密。
著者について
田中裕輔(たなか・ ゆうすけ)
2003年、一橋大学経済学部卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンに入社。
2007年、26歳で同社史上最年少マネージャーに就任。
2009年、カリフォルニア大学バークレー校経営大学院でMBA取得後、米国において起業し事業売却。
同年、モバゲータウンを運営するディー・エヌ・エー アメリカ支社においてマーケティング・製品
担当上級副社長を歴任後、2011年1月、株式会社ジェイド(靴の通販サイト ロコンド)の創業に参画。
同年2月、代表取締役兼共同創業者に就任。1年間で22億円の資本を集め、同年9月には訪問者数日本
第3位のECサイトに成長させる。