超・英文法使い分けマニュアル ★★★★★
目から鱗なことが書いてありとても為になった。
p.40
Do you know her?にどう答える?知っている程度によって、答え方が異なりますから注意が必要です。
I know her.彼女を直接的に知っている。
I know of her.彼女を間接的に知っている。
ofはここでは「〜に関して」の意味で、「彼女の周辺的な知識(例えば、噂など)を知っている」ということです。もちろん彼女については(名前や顔は)知っているが、本人自身は知らない
I know of her, of course; but i don't know her.
p.60
onはどんな位置に使えるかTIPS
「近くに」のon
onが場所的に「〜の近くに、〜に面して、〜沿いに」を表すことがあります。a village on the river 川沿いの村(×河の上に浮かんでいる村)
同じ意味でby the riverとも言えますが、これは単に「川の近く」を表すのに対して、on the riverは川に面している点を強調しています。
on the riverはなかなか容易には受け容れるのが難しい表現だ。
p.98
「義務」を表す他の助動詞との強弱は次のようになります(下に行くほど意味が弱まる)。You must do it at once.(すぐそれをしなければならない)
You had better do it at once.(すぐそれをするのがあなたのためだ)
You should(ought to) do it at once.(すぐそrをしたほうがいいでしょう)mustが1番意味が強く、(しばしば権威者がいて)義務を強要する感じがします。友人などに「〜したほうがいいよ」と助言を与える場合はshouldがぴったりです。
p.104
"if〜"の中で"will"を使う場合とは相手の意志を尋ねる場合などは"if〜"中でも"will"を使います。
「条件・時を表す副詞節の中ではwillを使わずに、現在形で表す」
これには「未来時制を表すwillについては」という条件がついています。
したがって、①話し手の依頼・要求を示したり、②固執・強情を示したりする"will"の場合は例外なのです。1) もし手伝ってくれる(つもり)なら、とてもありがたい。
If you will[would] help us, we'll be very grateful."Will[Would] you help us? Then we'll be very grateful."(手伝ってくれますか。それならとても助かります)と言い換えることができます。
2) どうしてもコートなしに出かけるなら、きっと風邪をひきますよ。
If you will go out without your overcoat, you'll surely catch cold.
p.107
"should have done"は「すればよかった」か状況によっては「したはずなのに」の意味にもなります
助動詞はそれぞれ基本的に次の2つの用法を持っています。
①認識判断に関わる用法「判断用法」
②認識判断に関わらない用法「非判断用法」判断用法
must「違いない」
should「はずである」非判断用法
must「しなければいけない」
should「すべきである」
判断用法
must + 完了形「したに違いない」
should[ought to] + 完了形「したはずだ」非判断用法
must + 完了形 なし
should[ought to] + 完了形「すればよかった」したがって、まったく違った意味の日本文が、次のように同じ英文になってしまう場合があるのです。
判断用法
あなたは昨夜彼女と一緒だったに違いない
You must have been with her last night.判断用法
あなたは昨夜彼女と一緒だったはずなのに。
非判断用法
あなたは昨夜彼女と一緒にいれば良かったのに。
You should[ought to] have been with her last night.どちらの意味に取るかは前後の文脈で決まります。どちらも「実際はいっしょでなかった」のみにが含まれていることに注意して下さい。
must + 完了形の反対の意味「〜だった[した]はずがない」を表すにはcan't + 完了形の形を使います。
彼女が何年もニューヨークに住んでいたなんてはずがないわ。
She can't have lived in New York for many years.
p.110
"Must I go?"にどう答えればよいか"Yes"と"No"では、その後の助動詞が違います。
"Must I go?"
"Yes, you must."
"No, you needn't" ×"No, you must not.""must"は「義務・必要」を表しますが、その否定形の"must not"は禁止を表すので、"No"の場合は"needn't"「必要がない」が適切な答え方です。
p.131
byはいつも必要かいいえ、ほとんどの場合不必要です
実際、受動態の文の80%にはbyがないと言われています。
その理由は、動作の主が不明だったり、責任を回避するためだったり、客観的な態度を示すためだったりします。
80%もか。
p.134
be+過去分詞以外に受動態を作るものは(1)get+過去分詞があります
get+過去分詞の形は主語の人[もの]が何らかの(悪い)影響・被害を被るときによくつかわれます。
The boy got scolded every time he brought a dog home.
これらのgetは動詞としての意味を完全に失っていて、beと同じように一種の助動詞のようになっています。
これは高校の教科書にも参考書にも載ってなかった情報だ。
p.143
learn how to doとlearn to doはどう使い分けるかlearn to do自体の2つの意味から考えます
learn to doには以下の2つの意味があります。
①〜することをを習い覚える
②(努力・訓練・経験によって)〜するようになる男の子は泳ぎ方を習ったが上手く泳げるようにはならなかった。
The boy learned how to swmi, but he didn't learn to swim well.learn how toはlaern -ingで言い換えることができます。
彼は料理を習いに夜間のクラスに通っている。
He goes to evening classes to learn cooking.
内容(「MARC」データベースより)
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著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
勝見/つとむ
本名・務。神戸大学文学部英米文学専攻卒業。元駿台予備学校および代々木ゼミナール講師。現在、秀英予備校教材作成スタッフ