ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った ★★★★☆
いわゆる書評なんだけれど、ホリエモン視点だと面白い。
やっぱりなんか惹かれるものがあるんだろう。
書評の中で読みたいと思ったのは以下。
- 「新装版 こんな僕でも社長になれた」家入一真
- 「人間仮免中」卯月 妙子
- 「A3」森達也
- 「天地明察」冲方丁
- 「経済ってそういうことだったのか会議」佐藤雅彦・竹中平蔵
- 「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 もう代案はありません」藤沢数希
- 「フェルマーの最終定理」と「暗号解読」サイモン・シン
そして本自体の紹介はされていないが、田沼意次に関することろで出てきた平賀源内についての本を読みたくなった。
本のジャンルはITに限定せず医療、数学、ノンフィクションなど幅が広いのが意外だった。偏らずに読むというのは素晴らしい。
文章は読みやすいがカタカナ語が多く、インターネットになじみが薄い人にとっては読むのに引っかかりを感じるかもしれない。
自分もキュレーションという見慣れないカタカナ語があった。TOEICで知ったcurator(図書館や博物館の館長)に似ているからそれ関係かなと思ったが、念のため調べた。
IT用語としては、インターネット上の情報を収集しまとめること。または収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有することを言う。
自分が一生出会わなかったであろう本を手に取る機会を与えてくれた。
お勧めだ。
p.44
「医療検査機器のオールインワンパッケージ」なんかを構想している
医療検査キットが高いなんて思ったことがない。そういうものだと思っていた。発想自体が柔軟だと思う。しかもジャンルの違う領域でもビジネスにつなげる嗅覚を働かせているなんてすごい。
p.106
塀の外でも中でも、結局自由になれるのは、その他大勢が持っていない知識を身につけた者だけ。それは変わらない。
p.165
結局、これまでに何度もいっているけれど、儲けたければ科学である。
略
現代社会は、言い換えれば科学の塊だ。科学的な手法で生み出され、大量生産されるモノによって、僕たちの生活は支えられている。
略
理系を否定することは科学を否定しているようなもの。そしてそれは、科学に”使われる”人間になる、といっているようなものだ。
そうではなく、科学を”使える”人間になっていくことで、いろいろ変わっていくんじゃないかと思う。
p.168
海外もののノンフィクションの価値は翻訳が決める。そして、そもそも翻訳というのはおおよそ期待できないものだ。
p.172
科学を知ることで、次のビジネスチャンスがどこにあるか、さらには次の時代の転換点まであとどれくらいかが具体的に見える。
内容紹介
『二重らせん』『とんび』『山賊ダイアリー』。獄中で読んだ千冊からオススメ本をセレクト。そこから話は「ビジネス」「生活」「日本の未来」にまで広がり…「堀江貴文の頭の中」がわかる本! 成毛眞プロデュース