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バカとつき合うな 2019年5冊目

堀江貴文、西野亮廣著の「バカとつき合うな」を読んだ。

バカとつき合うな

バカとつき合うな

★★★★★

バカとつき合うと自分の時間が奪われる。

限られた自分の時間を自分のために使うためにバカとつき合うなという趣旨。


ホリエモンの「寿司職人になるために修行するなんてバカだ」の理由、西野亮廣の「絵本の無料化」の理由を知りたい人は是非読んでほしい。

自分は彼らの言い分は筋が通っていて納得できた。

言い分が理解できないのは、潜在意識的に常識・慣習に縛られているんだろう。




p.66

西野
常識を、それがどうして成り立っているかを考えずに受け入れていくことは、怖いことです。それはつまり、知らない誰かに変わりに考えてもらうことだから。
その結果、その常識を否定されたときに、知らない誰かを勝手に代行して、怒る。理解していないから、代弁はできなから、感情的に怒る。
自分の頭でつねに考えていないと、このように、感情さえも、知らない誰かの代わりをやっていくことになってしまうんです。

似ていることを北野武が「新しい道徳」で語っていた。
www.hmbdyh.com


p.70

堀江
AIには知的労働を、ロボットには肉体労働を。テクノロジーが人間から労働を奪って、人間が時間的に開放されていく社会を待っています。みんなが可処分時間を多く持つ社会のほうが、ぜったいに面白い。もっと多くの人が、労働ではなく自分のやりたいことをやっている社会を早く見たい。

労働から開放されて好きなことができるようになるって理想の世界だけど、どうやってお金を稼ぐかが問題(だからAIとロボットに抵抗がある)。

今までは

労働=お金を稼ぐ手段

だったけど、理想の世界のためにはなにか別の方法でお金を稼ぐ手段を見つけないといけない。


p.71

堀江
ぼくから見れば、テクノロジーに抵抗を示す人たちは、機械になりたい人たち。それが経営者なら、人間を機械扱いしたい人たち。非合理的であることはもちろんのこと、反テクノロジー主義のほうがむしろ、反人間主義なんですよ。人間に機械役をやらせていてい平気なんだから。

非合理的なほうが人間味があるような感じがするけど、実はその逆という発想。

目からウロコだった。


それから、同じ章の「洗濯機になりたい人」という言葉の強烈な皮肉が記憶に残った。


p.154

堀江
なぜ受験勉強するか、いい大学に入るため。なぜいい大学に入るか、大企業に就職するため。なぜ大企業に入るか、老後に十分な退職金と年金をもらうため。
老後、もっと言えば、最後に死ぬときから逆算して現在を生きるなんて、ぼくはぜったいにやりたくない。ぼくに言わせれば、そんなのは、死に縛られた生き方です。

逆算の人生。確かにつまらないなぁ。


内容紹介
【発売40日で6刷、20万部突破のバカ売れ大ヒット!】
【オリコン週間BOOKランキング1位! 】(オリコン調べ 2018年11月12日付け)
【週間ベストセラー 総合1位! 】(日本出版販売株式会社 2018年11月7日調べ)
【週間ベストセラー 単行本ビジネス書1位! 】(株式会社トーハン 2018年11月6日、13日、20日、27日、12月4日調べ)

「『バカ』という一見ネガティブな言葉をキーワードにしながらも、失敗を恐れず一歩踏み出す勇気を与えてくれる一冊となっている」(オリコン)

感動&共感の声、続々!
大丈夫、あなたは間違っていない。
今すぐ自由になろう。

あなたがなりたいあなたになるための、心からのエール。
新時代を生きる?の最強の教え!

01 バカばっかりの環境に居続けるバカ(堀江貴文)
02 人と同じことをやりたがるバカ(西野亮廣)
03 学校を盲信するバカ(堀江)
04 目的とアプローチがずれているバカ(西野)
05 我慢を美徳にしたがるバカ(堀江)
06 未熟なのに勘に頼るバカ(西野)
07 欲望する力を失っているバカ(堀江)
08 「自分の常識」を平気で振りかざすバカ(西野)
09 機械の代わりを進んでやるバカ(堀江)
10 付き合いを強要するバカ(西野)
11 ひとつの仕事で一生やっていこうとするバカ(堀江)
12 先に設計図を描きすぎるバカ(西野)
13 にわかを否定するバカ(西野)
14 人生の配分ができないバカ(堀江)
15 新しさばかり追求するバカ(西野)
16 無自覚に人の時間を奪うバカ(堀江)
17 善意なら何でもありのバカ(西野)
18 マナーを重んじて消耗するバカ(堀江)
19 自分は老害にならないと思っているバカ(西野)
20 孤独を怖がるバカ(堀江)
21 一貫性にこだわるバカ(西野)
22 未来に縛られるバカ(堀江)
23 空気を読むバカ(西野)
24 バカを笑って、自分は棚上げのバカ(堀江)
25 西野亮廣という「バカ」(堀江)
26 堀江貴文という「バカ」(西野)
27 ぼくは「バカ」(堀江)
28 ぼくも「バカ」(西野)

善意のバカは本当にタチが悪い。バカにもいろいろあるけど、自分がいいことをしていると信じて疑ってないから、なにを言っても耳を貸さない。つまり、バカの中でも止めようのないバカという意味で最悪です。(西野亮廣 本文より)

我慢を美化してしまうケースは、世の中にたくさんある。嫌な上司に付き合うのも、これは我慢だから、社会人としての成長になるんだ、とかね。つまり、バカと付き合うのもいいこと、というとんでもない考え方をしはじめる。(堀江貴文 本文より)