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「空腹」が人を健康にする 2017年1冊目

「空腹」が人を健康にする ★★★★☆

(文庫)「空腹」が人を健康にする (サンマーク文庫 な 8-1)

(文庫)「空腹」が人を健康にする (サンマーク文庫 な 8-1)


乗るのが怖い―私のパニック障害克服法 - How Many Books Do You Have?”で書いたとおり空腹はとても良いと自分も経験的に思う。


筆者のすすめる健康的な生活の三本柱は

  1. 一日一食(または一汁一菜)
  2. 野菜は葉ごと皮ごと根っこごと、魚は皮ごと骨ごと頭ごと、穀物は全粒で
  3. 睡眠は夜の10時から夜中の2時までのゴールデンタイムを含むように

自分の感覚からすると、修行僧の生活のようだ。
だが自分の経験上、著者の言っていることは正しいと思っている。



唯一の欠点は、うかがえる著者の毎日だ。
ワンパターン化していて味も素っ気もない刺激のない生活で、それで楽しいのだろうか?と思ってしまう。


健康的な生活と楽しい生活はトレードオフなのか?
健康のために生きているのか?楽しむために生きているのか?


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p.6

近年発見された「延命(長寿)遺伝子」です。あらゆる動物実験で、食事の量を4割減らしたほうが、1.5倍長生きすることが証明されたのです。それだけではありません。食事の量を減らしたほうが表情も生き生きして毛並みもよく、外観が若く美しくなることがわったのです。

空腹が大切だという材料は十分揃っていると思う。


p.107

我慢できないような空腹感があれば、クッキーとジュースぐらいはとっても結構です。それぐらいは食事とみなしません。

良いんだ!



近年話題になっている「サーチュイン遺伝子」。
人間の生命力を司るこの遺伝子のスイッチをオンにするための条件が「空腹」。
つまり空腹時でないとこの遺伝子は作動しないのだ。
ところが現代人の生活は、お腹がすかなくても時間になれば食事をしてしまう。
そんな飽食に対して人間の体は対応できるようにはつくられていないため、様々な弊害を引き起こしているのだという。
その他、さまざまな医学情報や自身の体験をもとに、「一日一食」が人間にとってベストな食事法だということを説明、新たなライフスタイルを提案する画期的な本。
「一日一食」にするだけで「体の傷んだところが修復される」「自分の適正体重になる」「皮膚年齢がどんどん若返る」など、体にいいことが続々起こる!