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使える英語へ―学校英語からの再出発

使える英語へ―学校英語からの再出発 ★★★★★


とてもシンプルで明快な説明だった。

ただ、そんなにシンプルにしていいの?と思うほど元の日本文を削っているのが気になる。日英訳時に大意は通じている。けれども、細かいところが消されてしまっているのではと思う。


p.21

How long can I borrow this book?

元の日本語
「この本をどのくらい借りてていいですか」


How longというのはある期間を持った副詞句です。それに対して動詞borrowは「借りる」というaction。異なる2つの要素が1つの文に混合されているので、良くない文というわけです。この場合には動詞keepという、時の幅を持った語に替えれば正しい文となります

How long can I keep this book?

こういうの絶対に気づかない。


p.86

主語は人が望ましい

日本の方は無生物主語を用いたほうが英語的であるというようにとらえていると、私は企業研修などで受講生の解答を見て感じます。

たとえ日本語が無生物主語(「今日の議題は...」)でも英語では人を主語(「私は...」)にもってきてください。

無生物主語は英語の特徴と学校で習った。
個人的にはソフィスティケートな印象を持っているし、英文でよく見るけれどもな。避けたほうがいいのか…。


p.90

"There be ~"というと文体が弱くなので、なるべくなら一般動詞を使いましょう。たとえば「近所で火事があった」なら、"there wa a fire in my neighborhood."と言うより、"A fire broke out in my neighborhood."と言ってほしいのです。There be...は、実際に英語で話したり書いたりする場合は避けたほうがいいでしょう。

オンライン英会話ではThere be...は使わない時がないくらいの頻度で使っていた。


p.98

わかりやすい簡潔な英語を使いたいのであれば、関係代名詞はなるべく使わないようにしましょう。poeple who have confidence in themselvesはpeople with confidence in themselvesと言い換えられます。
それから、日本語の「~ようである」を英訳するときに、"seem"を使うのはやめましょう。

やっぱりそうか。
最近「関係代名詞をなるべく使わないようにしよう」と思っていたところだった。


内容(「BOOK」データベースより)
「パターン学習」から脱して言いたいことは何かを考え、英語らしく表現するための47のトレーニング。

内容(「MARC」データベースより)
日本の英語教育で陥りやすい、日本語-英語の一対一対応でなく、また構文にとらわれず、日本語のideaをこなれた短い英語で表現する方法を学びます。英作文の模範解答との対比が鮮やかです。