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aとtheの底力 -- 冠詞で見えるネイティブスピーカーの世界

aとtheの底力 -- 冠詞で見えるネイティブスピーカーの世界



読むのは2回め。結構忘れているところがあった。

1回目:aとtheの底力 -- 冠詞で見えるネイティブスピーカーの世界 - How Many Books Do You Have?

最後の方(例えば病気は可算か不可算らへん)はなんかこじつけがすごい。この解釈が駄目なら次はこの解釈といった感じ。


p.19

Would you tell me the way to the station?

「駅に行く道を教えて下さいませんか」という場合の「駅」は、ここから歩いて(あるいは車で)行ける「最寄り駅」のことです。この「了解」をtheで示しているのです。

p.31

theの使い方のまとめ

1 前に出てきたものを示すthe

2 後ろの表現によって限定されるthe
the door of my room

3 状況によって限定されるthe
「駅はどこですか」

4 後ろの名詞によって決まるthe
the Sun,the world

p.67

andでつながれたモノとa

He is a poet and writer.

彼というのは1人の人なので、aは1つというのが原則です。

p.76

there are a lot of discrimination

are->is

抽象名詞(discriminateの名詞形)なので、動詞はisにします。a lot ofは可算名詞にも、不可算名詞にも使われます

ここらへん曖昧だった。



p.93

Some student in this class stole my bag.
誰かこのクラスの学生が私のかばんを盗んだ。

後ろに単数名詞を置いて、「あいまいさ」を表現するsomeの使い方です。この場合のsomeは、aに置き換えて考えることが出来ます。

正しい文なんだ。



p.100

OK this hat of his
NG this his hat

a friend of mineのようにする。
a my friendのようにしてはいけない。



p.156

後ろから限定 「同格のof / that」

I heard the news that he died.

この場合もtheを使うのか。





次の質問に正しく答えられた人は本書を読む必要はありません。

□ なぜ固有名詞には、ふつうa / anやtheを付けないのか?
□ なぜ複数形には、a / anを付けないのか?
□ なぜ不可算名詞には、a / anを付けないか?
□ なぜ形容詞や動詞には、a / anを付けないのか?
□ go by car(車で行く)のcarには、どんな冠詞が付いているのか?

こんなの常識ですよね、はい終わり!... では、
あまりにも不親切ですし、だいたい、本書が売れなくては困ってしまいます。

ネイティブスピーカーとノン・ネイティブスピーカーを分ける最大のポイントは、
冠詞なのです。

しかし、「冠詞」の本といえば、これまでは、
事例中心に収録した「事典タイプ」の本か、
ルールを列挙した「お手軽タイプ」の本がほとんどでした。

そしてそれらは
 「だから、日本人にはしょせん冠詞は使いこなせない」
と感じさせるのに十分なものでした。

本書は、
 ネイティブスピーカーが、
 冠詞を通して世界の事象をどのようにとらえているか、
すなわち「考え方」を様々な角度から考察し 、
ノンネイティブである日本人でも
ネイティブ並みに冠詞が使えるようになることを目指した本なのです。