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AKIRA

AKIRA ★★★★☆


前に観たときは超能力者同士の戦いぐらいにしか受け取っていなかったが、久しぶりに観たAKIRAは奥が深かった。

・世の中に漂う厭世感、政府への不満が満ち溢れる社会。この空気感がよく出ている。

・なにかと心配するカネダにテツオは反抗するが、最後は助けを求める。とても孤独で劣等感を持っていたんだろうなぁ。この感情の変化もよく表現できていると思う。

・大佐はカッコ良いセリフを言い気に入っていたのだが、よく考えると政治バカ、科学バカに対比された分かりやすい軍事バカなのかもしれない。
「災厄が実際に起きてからでなければ何ひとつ理解しようとしないのか!」というセリフは結局実現してしまう。
その計画を実行していたのは大佐自身だ。
よくそんなことが言えたものだ。





鬼才・大友克洋が自らの指揮でアニメ化したサイバーパンク作品。2019年、軍の研究室へ連れ去られた鉄雄は人体実験により“力”に覚醒する。最高機密実験体“アキラ”の目覚めを感じた鉄雄は、“アキラ”への接近を試みる。