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プロ野球買います!―ボクが500億円稼げたワケ 2015年3冊目

プロ野球買います!―ボクが500億円稼げたワケ ★★★★☆

2004年著。
タイトルから分かるとおり、この本はホリエモンがイケイケの時のもの。
2015年の現在、結果がわかっている状態で読むことになる。


本書では「なぜ球団を買うのか?球団を買ってどうするのか?」という疑問に曖昧さなしに明快に書かれている。説明責任をきちんと果たしていて、誠実なイメージを持った。いいリーダーではないだろうか?


ホリエモンは当時を振り返り、「当時は説明をしてこなかった。わからない奴はそのままほっとくというスタンスだったが、収監後は説明をしていくようになった。」と言っていた。しかし本書を読むと十分説明をしていたように思う。しかしどんなに説明しようと、相手に聞く耳を持たなければ・理解する能力がなければ意味が無いのかもしれない。




すうせい【趨勢】の意味 - 国語辞書 - goo辞書

すうせい
ある方向へと動く勢い。社会などの、全体の流れ。「時代の―」「世の―を見極める」

p.54

服装で相手にマイナスイメージを抱かれることは僕の本意ではないが、それでもあえて言わせてもらえば、ダークスーツにネクタイ姿でなければビジネスが出来ないという発想は、正規の学生服きちんと着ていないければ不良であるという発想と同じものだ。

形だけ見て、本質を見ようとしない。それは、この国の悪しき風習ではないだろうか。

世界的な慣習だと思う。


p.56

「皆が得をする話を提案しているのに、何でじゃまをするんだ?なんでよってたかって壊そうとするのか?」
これが、いまも僕の偽らざる心境である。

これは辛かっただろうな。
よく耐えた。


p.133

僕は不必要な謙遜をするつもりはない。ぼくが事業を興して、ここまで会社を大きくしてきたのは、自分のやりたいことをやりたいという純粋な思いと同時に、大きく稼ぎたいという思いがあったからだ。端的に言えば、成功して大金を掴みたいと思ったのである。
それをぼくは悪いことだとは思わない。自分自身でリスクを背負い、道を切り開いてきた対価として大金を得るのは、当然のことなのだ。それを美化する必要もなければ、卑しむ必要もない。

p.161

だいたい経営危機に陥る原因は、決まっている。厳密なコスト計算を行わずどんぶり勘定のいい加減な経営を行うから、会社の屋台骨が傾くのである。

まさか本人が同じ道をたどるとは…。


p.171

再雇用したのは、そのうちの二人だけである。

彼らは旧ライブドアを破綻に追い込んだ責任を取らねばならない。経営者ばかりでなく、社員にも責任の一端はある。

まったく同意見。
JALの体質 - How Many Books Do You Have?


p.172

当たり前といえば当たり前のことだが、コストが大きいから赤字になる。それなら、コストを圧縮すればいいだけのことだ。僕が行ったことは、特別なことでも何でもない。

日産を再建したゴーンと同じ。
その通り。その当たり前なことが何故か出来ない。


p.223

成功したいのなら、夢を語る人間であれ。
成功者とは、煽動者でもあるのだ。

内容(「BOOK」データベースより)
若者よ、起業せよ。庶民が大金持ちになるには、起業するか、投機に走るしかない。夢のほとんどは、金があれば叶う。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
堀江/貴文
1972年10月29日福岡県生まれ。1996年4月東京大学文学部在学中にインターネット専門会社として有限会社オン・ザ・エッヂを設立、代表取締役に就任。1997年7月株式会社に組織変更し、株式会社オン・ザ・エッヂ代表取締役就任。1998年有限会社ダービー・スクエア代表取締役就任、1999年7月株式会社サイバーエージェント取締役就任。2000年4月株式会社スクイズ研究所代表取締役会長就任。4月株式会社キャピタリスタ取締役会長就任。2000年4月6日東京証券取引所マザーズに株式を上場。5月株式会社エッヂコマース取締役会長就任。2003年4月株式会社オン・ザ・エッヂからエッジ株式会社へと社名変更。2004年2月エッジ株式会社から株式会社ライブドアへと社名変更(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)