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イニシエーション・ラブ 2014年24冊目

イニシエーション・ラブ ★★★★☆

くりぃむしちゅーの有田の「最後のどんでん返しが凄い」、との書評が気になり読んでみた。


「何の変哲もない恋愛小説じゃないか。展開が遅いしなんで高評価なんだろうか?」
読み終わったときはそう思った。
どんでん返しってなんだったんだろう?とamazonを見てみると、内容紹介に”ミステリー”とある!!
えええ!
恋愛小説じゃないの!?

謎を解くために謎解き『イニシエーション・ラブ』 序章 時系列データ: 【ゴンザの園】の解説を読んでみた。

…なるほど。そういうトリックだったのか。
全く気が付かなかった。
よく思いつくもんだ。
あ!…あれを便秘だと言っていたのか。
マユコはなんて恐ろしいんだ。

トリックは凄かったが、トリックを見せたいがために全編展開が遅く心に響かなくしている。「最後のどんでん返し」を知らなかったら途中で本を置いていた。
痛し痒しだな。




p.164

理性を失って動物に近い素顔を見せているような感じがした。卑しい動物になり下がっている。そして僕もそうならなければ、この場に溶けこむことはできないのだろう。しかし僕にはなれない。

内容紹介
僕がマユに出会ったのは代打で出た合コンの席。
やがて僕らは恋に落ちて……。
「必ず2回読みたくなる」と評された驚愕のミステリー

2014年3月、日本テレビ『しゃべくり007』で絶賛された作品です。