毎日1分 TOEIC TEST860点クリア ★☆☆☆☆
納得いかない解説があり、序盤で本を置いた。
とてもじゃないがお勧めできない。
この本で再認識した。
特急シリーズってすごいな。
p.26
The prime minister is said to have been born ( ) but made every effort to become a politician.
poor / poorly / poverty / to be poor
空欄が動詞の後ろだ!と思うと間違える。
p.30
Alison asked her client to spare ( ) to decide the appointed time for the next meeting.
her a few minutes / a few minutes her / her of a few minutes / a few minutes for her
p.36
Mr. Burton didn't take it into account that one barrel ( ) almost equal to 159 litters.
is / will be / was / would be
1バレル何円じゃなくて、1バレル何リットル。
p.46
The man ( ) interrogation several times on suspicion of insider trading.undergone / has undergone / has been undergone / had undergone
解説
「その男はインサイダー取引の疑いで何回か尋問を受けたことがある」
経験を表す副詞句several timesがあるので完了形だと判断します。また、現在を基準にしているので現在完了形のhas undergoneとhas been undergoneに絞ります。undergoは他動詞「〜を受ける」なので、受動態にする必要はありません。正解
has undergone
「何回か尋問を受けた(過去形)」、「何回か尋問を受けたことがある(現在完了形)」、「何回か尋問を受けたことがあった(過去完了系)」のどれでも日本語だと問題ないのでは。
「several times」に関連した英語例文の一覧 - Weblio英語例文検索より
He scored several times.
彼は何回も得点した.
I inquired three several times.
三度までも聞き直した
このようにseveral timesがあっても過去形の例文がある。
本当にこの著者の記述のとおり、”several timesがあるから完了形だと判断”していいのか?
それから「現在を基準にしている」という根拠はどこだろうか。これによりhad undergoneが駄目でhas undergoneがOKとなる。
自分にはその根拠が見つけられない。
よって受身形以外正解に思える。
p.50
Ms. Fong ( ) on the project which is aimed at inventing a new material for many years.
is working / has worked / has been working / has been worked
解説
「フォンさんは新しい素材を開発することを目的としたプロジェクトに長年携わっている」
継続を表す副詞句for many yearsがあるので、完了形に絞ります。workは動作を表す動詞なので、現在完了進行形で「過去〜現在の動作の継続」を表します。正解
has been working
まず「for many yearsがあるから完了形」について。
「for many years」に関連した英語例文の一覧 - Weblio英語例文検索より
That house was vacant for many years.
その家は長年空き家だった。
He lived abroad for many years.
彼は外国に長年住んでいた。
たくさん過去形の例がある。
今回のケースではisが使われているので過去形ということはないが、forがあるからイコール完了形という判断は間違いではないか?
次に、現在完了か現在完了進行形かについて。
現在完了形と現在完了進行形の使い分ける方法がわかりません。 ナンシーはここで1... - Yahoo!知恵袋より
Nancy has been working here for ten years.【現在完了進行形】
Nancy has worked here for ten years.【現在完了形】
の違いは、前者が「今後も働き続ける」ことを示唆し、後者が「もう働き終えた」
設問では「今後も働き続けるのか」は判断できない。よって現在完了でも現在完了進行形でも正しいことになる。
もしかして、この著者は日本語文ありきで問題を作っているのではないだろうか。そして日本語文を頭から消した状態で、不正解の選択肢を入れたときに文がちゃんと成立しないか検証しなかったんじゃないのか?
流れはこんな感じかな。
こういう狙いの問題を作ろう
日本語で文を作る
英文を作る
空欄を設け、不正解の選択肢を作る
最初の日本語文を根拠に解説をする
この時点で本を置いた。
こんなひどい本もあるんだ。
調べないでこの本のとおりに覚えてしまったら大変だ。
内容紹介
頻出の英文法135項目×2ページで構成。1項目は、「設問2問」→「設問の解説」→「ポイント」の流れで構成。体系的で実践的な説明を掲載。
内容(「BOOK」データベースより)
TOEIC TESTの目標スコア別に、よく出る問題(予想問題)を厳選。設問だけにとどまらない、参考書のような踏み込んだ解説も魅力。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田中/健介
1975年東京生まれ。高校・大学・大学院を通じてすべて「英語コース」「英語科」と名の付く課程に在籍。文学修士号取得(専攻は英語統語論)。学生時代から塾・予備校講師を始め、2005年より代々木ゼミナール講師。難解な英文法用語を使わず、シンプルに英語のしくみや英語的発想を教えてくれる指導者として、受講生から厚い信頼を寄せられている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)