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パニック障害 (10代のメンタルヘルス)

パニック障害 (10代のメンタルヘルス) ★★★☆☆

小学高学年、中学生くらい向けのパニック障害に関する本。
易し目なので心が弱っている時でも読めるかもしれない。

やっぱり良く言われている対処をすることの大切さを認識した。
自分は予期不安やヒステリー球が辛くてすべての対処を実践していた。

パニック障害でも酒、タバコをやめない人がいるが、そもそも発作がそれほど辛くないか、または不安感の解消に続けてしまうんだろう。
その代償として不安感の増大、依存症の危険があることが書かれていた。
”俺は酒飲んでも発作が起こらないんだ”、”タバコを吸うと不安感が解消されるんだ”と思わず、きっぱり辞めるべきだ。
パニック障害を決して長引かせてはいけない。

p.12
パニック障害は、世界中で75人に1人の割合でおきる重症の病気だ。

p.19
パニック障害の早期発見によって、合併症は少なくなる。
パニック障害の90%の人が、治療で快復し、普通の生活もどれる

早期発見って大事だね。
早期発見のためにはパニック障害がもっと認知される必要がある。
何故なら症状がパニック障害によるものと認識できないからだ。

p.22
親か兄弟姉妹にパニック障害の人がいる場合、パニック障害になる確率は4〜8倍に上がる

へ〜。
うちの親はそんなこと無いと思う。

p.26

  • 発作自体は危険ではありません
  • 心臓麻痺をひきおこすことはありません
  • 窒息することもありません
  • バランスを失って、たおれることもありません
  • 自己コントロールをが出来なることもありません
  • 気が狂うこともありません

これは心強い。

p.28
パニック障害の診断は、かんたんではありません。症状が、ほかの病気と似ている場合が多いためです。低血糖甲状腺障害、ある種の脳や心臓疾患などの場合、同じ症状がおきることがあります。

p.29
ある研究によると、パニック障害の人の20%が自殺をしようとしたことがあるという

死にたいとは思っても、自殺をしようとまではしなかった。
一応銀行口座、クレジットカードの暗証番号、症状、闘病をプリントアウトして自分になんかあったときに親が見つけて把握できる状態にしていた。

p.50
運動は、緊張と不安感を和らげてくれる。鬱状態にも効果がある

そう。
自分に意識が行かなくなり、汗をかく事による爽快感もある。

p.50
タバコを吸わない
ニコチンは、心臓の鼓動や新陳代謝をはやめ、血圧を上げる強い刺激剤です。心臓の周辺の血管を収縮させる作用もあり、神経過敏になったり、イライラしたりすることもあります

刺激物をさけよう
とくにカフェイン、チョコレート、砂糖類は神経を刺激し、不安感を募らせる刺激物です。
ダイエット・ピル、眠気を覚ます薬、鼻づまり薬、かぜ薬なども刺激物です

酒類や薬物をさけよう
依存症にならなくても、お酒を飲んだり、薬物(麻薬や覚醒剤など)を使ってたりすることで、結果的に不安感は大きくなっていきます

自分はこれら全部を避けてたから快方したんだろう。

p.54
パニックをさけるためのアイディア

  • ゆっくり深呼吸しよう
  • パニック障害について、できるだけ学ぼう
  • 定期的に運動をしよう
  • ニコチンや刺激物を避けよう
  • 新鮮で体によいものを食べよう
  • 酒や薬物(麻薬など)はやめよう
  • 発作の前におきる初期症状について知り、初期症状が起きたらどうしたらよいが準備をしておこう

これも全部やった。


内容(「BOOK」データベースより)
パニック発作は大きな生活の変化やストレスが原因で起こることが多い。合併症をおこしたり、人間関係や生活に大きな影響がでます。
内容(「MARC」データベースより)
パニック障害は、不安が恐怖に変わりパニック発作を起こす病気。早めに適切な治療を受ければ治癒率は高く、発作を予防する効果的な方法もある。心の苦しみをかかえたり、かかえはじめている若者に読んでほしい一冊。