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弁護士だけが知っている 反論する技術

弁護士だけが知っている 反論する技術★☆☆☆☆


肩すかしを食らった。
「反論する技術」というタイトルだが、「主張の仕方」の方がしっくりくる。
上手な話し方が身につくスキル - How Many Books Do You Have?とシュガーコーティングなど幾つか内容が被る。こちらの方がお勧めだ。

p.37
先輩「本は読んだ方がいいぞ。俺は1ヶ月に10冊くらい読んでる。お前は?」
あなた「え、えーと」(読んでるって、読み終わったこと?マンガや雑誌も入るの?)
①「1ヶ月に10冊読んだって、10冊全部読み終えたってことですか?」
②「1ヶ月に読んだ本てどういうことですか?定義してもらえませんか?」
③「本には雑誌やマンガも入るんですかね?定義してもらえませんか?」

頭が悪いと思われる。
とても現実的と思えない。

p.77
問題点(争点)を自分に有利に設定する
彼女「ほんとに好きなら仕事の予定よりも、彼女のことを優先するわよね、ふつう」
あなた「ど、どうだろう?」(いやな質問がきたなぁ)
①「それは、社会人が職務を容易に放棄して、プライベートを優先してよいかだね」
②「大事な仕事があってもプライベートを優先する男が好きかどうか、っことかな」
③「うーん。仕事は適当でも、彼女に優しいならそれでいいってこと?」

これは例だから本筋じゃないが、この答えには図解 「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか - How Many Books Do You Have?が参考になると思う。

p.91
あくまで相手との議論などにおいて、自分の意見を優位に立たせるか、少なくとも相手のよろしくない意見にのみ込まれないようにするための技術の本です。


タイトルの「反論する技術」とはなんなのか?

p.166
動かない事実をベースにする
こうした「動かない事実」だけを抽出して話をすると、時系列の話と同じで、相手が「それは違う」とつっこめる場面が無くなります

どう「反論する技術」と関係するんだろうか。「反論されない技術」が書きたかったんだろうか。

内容説明
会議での議論、プレゼンでの質問、顧客からの問い合わせ、
上司や同僚、部下からの要求、
しつこい勧誘、友人や恋人との会話など、
さまざまなシチュエーションで、歯がゆい思いをすることはありませんか?
いい答えがすぐに思いつかず、うまくいい返すことができなかった。
あわてふためいているうちに、まるめこまれてしまった……等々。
本書では、どんな場合でも、上手に反論する方法をご紹介していきます。

弁護士として活躍する著者自身が
「ふだん使っている反論のポイント」を教えます。
かんたんで、すぐにでも使えるポイントだけをよりすぐりました。
具体例も満載です。

いちばんの秘訣は「すべていい返す必要はない」ということ。
1 逆にあなたから質問をしたり
2 話をうまく変えてしまったり
3 あるいは、じっと様子をみてみる

きちんと答えるときでも、
4 相手のおかしな点を指摘したり
5 自分の考えの良さを説明したり
6 さらりと証拠を出してしまう
などと、正面切って大々的な反論を繰り広げなくてもよいのです。

本書を読めば、気楽に反論できるようになるはずです。
内容(「BOOK」データベースより)
気鋭の弁護士が裁判で磨いた反論の極意を公開。実践スキル満載。