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自分のお金の育て方―10年後ビンボーにならないために

自分のお金の育て方―10年後ビンボーにならないために★★★★☆

2007年に出版されたもの。その時日経平均株価は12,000〜17,000円。
現在は9,300円。
大分事情が違うが、この本のお金を殖やすための基本的な考え方は十分通用すると思う。
具体的な数字でシミュレーションした結果をを比較しているので、非常に分かりやすい。
お金は大切で、真剣に考えなければならないと再確認できた。
★4つ。

p.5
この本は「自分のお金を上手く育てていくために、これまでとは違うどんな考え方をすればいいか」ということや、「たくさんの金融商品の中から自分にあったものを絞り込むためにはどうすればいいか」を紹介するものです。

この本の概要。

p.44 お金の新基本 大きな差を生むのはちょっとの知識
老後の生活費は、夫婦二人での最低日常生活費が約24万円、ゆとりある生活費が約38万円です(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」平成16年)。

とても年金じゃまかなえない。
預貯金、不労所得、保険がないとムリなのがわかる。

p.51 お金の新基本 大きな差を生むのはちょっとの知識
「お金」は、「モノ」を交換するための道具に過ぎません。私たちはとにかく「お金」の絶対量ばかりを気にする傾向があります。しかし、「お金」の価値と「モノ」の価値を相対的にとらえることで、より正しい判断が可能になるのです。

手間だし、「モノ」に変えたとしても価値が下がることもあるから。
やっぱり安心感は「お金」だ。
でも実際は「お金」も物価が上がれば実質価値が下がるから、同じ事か。

p.61 元本が倍になる年数が瞬時にわかる「72の法則」
「72」という数字を金利で割ると、その金利複利運用した場合に、元本が何年で倍になるかを簡単に計算することが出来ます。
72を金利7.2%で割ってみると、答えは10です。つまり、金利が7.2%だったとすると、定額預金の満期である10年で元本が倍になったのです。

平均して7%程度の運用利回りを確保するのことは、そんなに難しいことではありません。ただし、リスクを覚悟することと、長期間我慢できることが条件です。

7%あれば10年で元本が倍になるとは、思ってもいなかった。
たった7%だけど複利ってすごい。

p.79 貯蓄の新常識 コツコツ貯めるお金は少ないほどが良い
普通預金でも定期預金でも、預金と名のつくものは、私たちが銀行に「融資」という形で投資をしているのです。単に「お金を預かって貰っている」のではありません。

そういう意識を持っている人は少ないかもしれない。

内容(「BOOK」データベースより)
“脱貯蓄”へ―大転換しないと格差社会に生き残れない!増えない年収、アテにならない年金、重くなる負担!貯蓄中心の古い発想では死ぬまでお金に苦労する。貯蓄、投資、ローン、保険…これが一生トクする新常識だ。