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パニック発作の境界

プラネタリウムの入場で並んだ。
自分はかなり前の方で、後ろには百人近く並んでいる。
並んでいる状況で発作が起きたことはないので、なんら心配はなかった。
しかし、なまじパニック障害に関する本を沢山読んだばっかりに、ふとパニック障害の発作のシチュエーションで「レジに並んでいるとき」を思い出した。
そうしたら、一瞬ドキッとしたが、すぐに持ち直した。

また、フィットネスクラブでズボンを脱ごうと、紐をほどこうとして固結びになってしまった。
これは以前は発作が起こるシチュエーションで、身体が瞬間湯沸かし器のようにカッと熱くなり、汗が噴き出し、ソワソワしてハサミで紐を今すぐに切らないと駄目な状態だ。
確かに、その瞬間ドキッとした。
しかしその後、落ちついて固結びをほぐしてほどくことが出来た。

こんな風に、いつ発作が頭をもたげるか分からない。
そして、いつあちら側に引き戻されるか分からない。
ただ、落ちついて考えれば、何ら恐怖でも何でもない状況だ。
杞憂なんだ。
発作は起こらず、直ぐに持ち直すことが出来たとポジティブに考えようと思う。