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家族ゲーム

家族ゲーム ★☆☆☆☆

 掴み所のなく、淡々と時間が進んでゆくので退屈だった。
主人公はまるで渡部篤郎のようだ。
表情を変えず、口をあまり開けず、間を取るところが。

 演出では食事シーンが非常に多かった気がする。
しかもやたら食器をカンカン、カチャカチャならしたり、咀嚼音を出す。
あの意味は何なんだろうか?どんな効果を目指したのだろうか?
皆目見当も付かない。

 ドラマのセットのようなシーンもみられチープな感じもした。

 そして最後の今までをご破算にする食事シーンは何なんだ?
理解できない映画だった。

Amazonレビュー
高校受験を控えた息子のために雇われた風変わりな家庭教師の出現によって、家族のありようが次第に変化していくさまを描いた、森田芳光監督のホーム・コメディ。キネマ旬報ベスト1など、その年の映画賞を総なめした名作であり、以後森田監督は「流行監督宣言」をし、時代のちょう児としてその後も意欲作を発表していくことにもなった。
横一列に家族が並んで食事する風景に代表されるように、きずながあるようでどこか薄い現代家族のとらえ方がユニークかつ秀逸。いじめ問題もさりげなく含まれ、またそれらのなかでメフィストのように家族を混乱させていく松田優作の名演など、見どころは実に多数。音楽を一切排除した手法も潔く、そのことによりラストのヘリコプターの音など現実音が、一段と印象強く観る者にせまってくることにもなった。(的田也寸志