打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? ★★★☆☆
少年少女の初々しい演技がこの映画にはとても合っていた。
やっぱり同じ年頃だと女の子ほうが幾分大人なんだなぁ。
山崎裕太「二人で…死ぬの?」
なずな「それは心中でしょ!」
なずな「女の子はどこ行ったって働けると思うの。年ごまかして、16歳とかいって。」
山崎裕太「みえねぇよ。」
なずな「そうかなぁ。」
山崎裕太「そうだよ。」
なずな「こういう16歳だっているわよ。どっか探せば。」
山崎裕太「どこで働くんだよ。」
なずな「夜の商売とか?」
こういった会話がなんか可愛かった。
夜のプールを見て
なずな「ねぇねぇ見て、墨汁みたい。なんか怖いよ。」
というのはまったく同じ感想を幼い頃思った。サメが泳いでいるんじゃないかとかも。そのプールの中へ入っていくなずな。親の離婚による葛藤を打ち払うためだろうか。
なずなは親の離婚により転校してしまうはずだったのだが、山崎裕太が水泳に勝つ話(パラレルワールド?)になると
なずな「今度会えるの2学期だね。楽しみだね。」
という。
これは親の離婚が無くなったということだろうか?
いずれにせよ、こそばゆいような幼い頃の思い出を思い起こさせる映画だった。
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