ササッとわかる「パニック障害」に気づいて治す本 ★★★★☆
"ササッとわかる"と書かれている通り、簡潔で分かりやすかった。
告白してサポートを頼む家族や恋人に呼んでもらうのに丁度良いかもしれない。
p.36
パニック障害を引き起こすのは「性格が弱い」から?本人の性格が弱いのではなく「病気がそうさせている」
パニック障害は、「気合い」や「がんばり」で治るものではない。医師の処方通りに薬を飲みながら治療していく「病気」であるという認識が必要である。
p.40
「精神科」以外の「診療科」で診てもらうことは可能?
- 精神科・精神神経科 パニック障害、鬱病、統合失調症などの精神疾患 医師の専門領域:精神科
- 心療内科 機能性胃腸症、高血圧、気管支ぜんそく、偏頭痛など、精神的ストレスが原因で引き起こされる体の病気 医師の専門領域:内科
- 神経内科 脳梗塞、パーキンソン病など、脳神経の病気 医師の専門領域:内科
パニック障害は、精神科で治療を進める病気です。
入り口として他科も利用できるが、治療は精神科で
心療内科は精神科ではない
ええええ!そうなの!
こんど担当の先生が内科医なのか精神科医なのか聞こう。絶対。
p.68
「認知行動療法」の実際
すこしずつ「こわい場所」に慣れていく
実際の治療では、怖いと感じている場所に、段階を追って少しずつ近づき、最終的にその場所で過ごせるようにしていきます。
これは頓服のカームダン錠(ソラナックス錠のジェネリック)を飲んでから実行するのだろうか?それとも今まで通りメデタックス錠(メイラックス錠のジェネリック)を服用している日常のまま行くのだろうか、これも先生に聞いてみよう。
p.106
どんな状態になったら「完治」といえるのか?「完治」の線引きは難しい面もありますが、パニック発作、予期不安、広場恐怖が消失すれば、治療はいったん終息を迎えます。
ただし、パニック障害は再発しやすい。
薬を飲んでいても通常の社会生活が送れるようになれば、「完治」したのとと同じ状態と言えます。これを「寛解」といいます。
薬漬け、耐性がつくことは怖い。
しかし再発するのも怖い。
「寛解」しかないのか…。
しかし「完治」を目指したいな。
内容紹介
パニック障害の原因と治し方がよくわかる! 特に女性がかかりやすい「パニック障害」。日本人の有病率は4%と高い。強い不安や、逃げ出したくなる恐怖感にどう向き合い、いかに治療するかを第一人者が解説
内容(「BOOK」データベースより)
「めまい」「吐き気」「動悸」「呼吸困難」「イライラ」…etc.症状の頻発と、発作への強い不安を取り除く最新治療法を紹介。「うつ病」を併存しやすいパニック障害をいち早く治すには。