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投資家が「お金」よりも大切にしていること 2017年26冊目

「投資家が「お金」よりも大切にしていること」を読んだ。

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)

★★★★★


著者の投資に対する姿勢はとても勉強になる。

なかなか「投資はお金を儲けることではなく未来の社会に貢献すること」なんて言われて信じられないが、今回は「ちょっとだけもしかしたらそうかも」と思わされた。

p.45

自分でお金を溜め込んでいるということは、人にお金を出したくないということ。それは、人を信じていないことでもあります。
日本人ほど、他人を信じていない民族はないということにほかなりません。他人にお金を預けたら、もう自分のとろこに返ってこないと思っているわけですね。
最近では会社も信じていませんし、政府も信じていません。ましてやNPOやNGOといった非営利組織や非政府組織も信じていない。

なんか矛盾している。

政府を信じていなかったらそもそも日本円を溜め込むなんてことはしない。

他の通貨に換えるか金でも買っているはず。



また逆に人を信じていればお金を溜め込まずに投資しているかというとそうでもない。

中国人が仮想通貨や金に投資するのは通貨”元”が信用できないからであり、人を信じているからというわけではない。


勢いで信じ込む人もいるだろうな。


p.126

会社に対して向き合う彼らの姿勢は、「一緒にいる限りは楽しくやろう」だと私は思います。一方で、日本の企業の場合は、会社は辛いところかもしれないけれど、ずっと一緒にやり続けなければならないのだから、「なるべき波風立てずに我慢しよう」ではないでしょうか?
それが「オトナな」生き方だという考えが、強いように思います。

確かに!


人生でいちばん大切なカネの話をしよう
本書は、私が投資家として20年以上かけて考えてきた「お金の本質とは何か」の結論を一冊に凝縮したものです。特に、これからの日本を担う10代、20代に読んでもらいたい。なぜならお金について考えることは、自らの「働き方」や「生き方」を真剣に考えることと同義だから。若いうちにお金の見方が変われば、自分の人生や社会に対する見方も大きく、良い方向へと変わっていくでしょう。理想論を言っているのではありません。お金の本質を全く考えずに良い人生を歩んでいくのは、現実的に不可能なのです。カネの話は汚い、金儲け=悪だと思っている人は、世の中について何も知らないことを、自らさらけ出しているのかもしれませんよ。