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なぜ、その英語では通じないのか?

なぜ、その英語では通じないのか? ★★★★☆



willを推測「~だろう」で使うときは、likely,probably,thinkなどの「推測」でわか単語を使おう!


p.40

I think almost Japanese people are against war.<<完全日本人になっているわけではないが>>ほとんど日本人となっている人は、戦争に反対だ、と私は思います。

言うまでもなく、almostは副詞なので、修飾できる品詞は、動詞と形容詞と副詞だけだ。このalmostが修飾しているのは、「日本人であるさま」を示すために形容詞として用いられているJapaneseである。

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p.101

Atushi stopped to think about what would happen if things kept going on as they were.

敦士は今やっていることをやめて、このまま行くとどうなるか考えることにした。

日本の英文法本では「敦士は、このまま行くとどうなるかを考えるために立ち止まった」だったはず。

どうしてstopped (what he was doing)「今やっていることをやめて」という訳が出てくるのか?


p.104

Please find out if she has close friends.
親しい友達がいるかもしれない(いるとすれば、一人だけではなく、複数いるだろう)

Please find out if she has any close friends.
親しい友達が一人もいないかもしれない

Please find out if she has some close friends.
親しい友達が複数いるだろう。

ココらへんのニュアンスの違いを汲みとって英語をしゃべったり、リスニングするレベルには達していない。


p.124

I hardly have any alcoholic beverages in the house.
私は、家に酒類をほとんど置いていない。

p.126

完全否定をはっきりさせたければ、仮定法を使う。
I would hardly have any alcoholic beverages in the house.

私の家に酒類がおいてあるなんて、とうていありえない。


下の文は上の文を仮定法にして完全否定にしているとのことだが、

ほとんど置いていない→少ししか置いていないという意味だから、

私は、家に酒類を少ししか置いていなければなぁ(実際はたくさんある)ということになってしまわないか?


p.133

「新情報」だと考える場合であればbecauseを使う。が、もし逆にその部分を聞きてがすでにわかっていると想定される場合ならsinceを使うのだ。ただし現在、このように使い分けを意識しないことが普通になっている。

sinceとbecauseの違いはもう考えなくていいのか。
ラッキー。


p.176

「目的語・補語を文頭に出す」

A lie like that she would never tell.
そんな嘘なんて、彼女がつくはずはない

「補語を文頭に出す」

Blessed are the merciful, for they will be shown mercy.
幸せなのは、憐れみ深い者である。彼らは哀れまれるからだ。

この2つの倒置法は見たことはあるけれども、解説を見たのは初めて。




英語でバージン・ロードは「完成したての道路」!
読書はhobbyとは言えない!!
「リベンジ」は“取り扱い注意"のカタカナ英語だ!!!

ミリオンセラー・シリーズ『日本人の英語』のマーク・ピーターセン最新書き下ろし。

「苦手」「知る」「思う」「がんばる」「甘い」を英語でどう表すか?
There is~, such as~, never, also, some, butなど、基本的な英語を使いこなせているか?
日本人が陥りやすい基本的文法の間違い、カタカナ英語・和製英語の悪影響など、「通じる英語を使いこなすために、覚えておきたいツボとコツ」について、豊富な実例を交え、分かりやすく詳細に解説。
英語を使いこなそう、真剣に学ぼうと思っている、高校・大学生、ビジネスマンに最適の1冊!!
実用例文もたっぷり収録。

(「もくじ」より抜粋)
●revengeの用法―リベンジ(復讐)好きの日本人
●“カタカナ英語"を考える―バージン・ロードは英語なのか?
●「趣味」を英語でどう表すか?―読書はhobbyではありません
●「知る」=knowなのか?―意外と知らないknowの用法
●「ほとんど」を表すには―almostは「ほとんど」にあらず
●「~など」をどう表すか―“such (~) as ~"を使いこなす
●“never"の意味―「絶対」ではないnever
●「willの意味」―willが起こす勘違い
●noとnotを使わない否定文―見かけは肯定文の否定文
●副詞と前置詞の組み合わせ―謎の「動詞+副詞+副詞+前置詞」
●関係代名詞とコンマ―コンマで決まる関係詞節の意味

著者略歴
マーク・ピーターセン
1946年、アメリカ・ウィスコンシン州生まれ。明治大学政治経済学部教授。1980年に来日して以来、英語、欧米の文化、日本の文化などについて日本語で執筆を続ける。『日本人の英語』『続・日本人の英語』(以上岩波新書)、『日本人が誤解する英語』(光文社知恵の森文庫)、『表現のための実践ロイヤル英文法』(共著/旺文社)、『日本人の英語はなぜ間違うのか?』(集英社インターナショナル)などの著書がある。