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一気にわかる! 池上彰の世界情勢 2016 2016年3冊目

一気にわかる! 池上彰の世界情勢 2016 ★★★★★


とてもわかり易く最新の世界情勢が分かった!


なんとなく平和に暮らしているけれども、世の中は各国の思惑が渦巻いていて、いつ混沌の世の中になるかギリギリの位置にいるんだと思った。


p.14

Q.テロを防ぐことが出来ますか?
A.失業率を下げ、教育を充実させることです。

フランスのパリで起きた同時多発テロ事件。事件を起こした若者の多くは、フランス生まれのフランス人でした。

移民できた親たちは、フランス語が十分に話せないために、きちんとした就職ができず、貧しい生活の人が多かったのです。このため子どもたちは、満足な教育が受けられませんでした。

p.34

外国人観光客を攻撃して殺害すれば、外国人は、チェニジアを訪れることを避けるようになるでしょう。観光客からのお金が入ってこなくなり、経済は悪化するでしょう。貧しい人が増えれば、不満を持った若者が過激派に入るようになるでしょう。こうしてテロが起きました。

p.91

民主党は…リベラル(進歩的・革新的)な色彩が強く、金融、テクノロジー、メディアに勤める、いわゆるホワイトカラーや、移民系のマイノリティの人たちの熱い支持があります。シンボルカラーは青です。

共和党…保守的な色彩が強い。シンボルカラーは赤で、主に中部・西部に住む農業従事者、石油などのエネルギー関係、キリスト教信者の支持が厚いと言われています。<<


p.127

2015年7月、ギリシャがEUからの要求をのむかたちで、EUは「3年間・820億ユーロ(11兆円)の融資」の支援を決定。

結局ギリシャはどうなったの?と思っていたところだった。

この融資も借金返済に回している自転車操業の状態じゃないの?



内容紹介
池上解説で世界の<次>を読む!

自ら中東、アメリカ、アジアなど世界各地を取材してきたジャーナリストの池上彰氏が、国際情勢の今を「世界一分かりやすく」解説。<目次>
はじめに

1章 「グローバル・テロ」の時代が到来
・フランス・パリ同時テロはなぜ起きたのか?/・「イスラム過激派」の勢力拡大はなぜ続いているの?/「グローバル・テロ」の時代がやってきた!/・衝撃を与えたチュニジアでのテロ事件勃発/・長引くシリアの内戦。バックについている大国の思惑が複雑に絡み、解決への道が見えない! /中東で孤立する国・イスラエルはどんなことを考えているのか?

2章 高度成長に急ブレーキの中国
・世界が恐れていた「チャイナ・リスク」が現実に! /・習近平国家主席に「権力」が集中している!/・「アジアインフラ投資銀行」の設立って、どんな狙いがあるの?/・南シナ海での強引な行動に、各国から強い抗議

3章 地位揺らぐアメリカ、孤立するロシア
・アメリカとキューバが54年ぶりの仲直り、その背景は?/・新しい大統領が誕生するアメリカ/・なぜ、アメリカで黒人差別が根強く残っているのか? /・背後にロシアの影。ウクライナは「停戦合意」の後も、依然、紛争が止まらない/・ロシアが「クリミア半島」に執着しているのはなぜ?/・プーチン大統領の強硬姿勢で、国際社会から孤立化するロシア

4章 一つになれないヨーロッパ
・ついに国が破たんしたギリシャ。その動きがヨーロッパ全体を揺さぶる! /・ヨーロッパが「ひとつになれない道」へ進む? 各国で「反EU勢力」が支持を増す/・いまやヨーロッパの主役、「ドイツはなぜ強いのか?」 ただし、行き過ぎた「厳格さ」が亀裂を産む要因にも?

5章 世界に広がる「格差」と「紛争」
・いま、「難民」が過去最高の人数へ。あふれる難民の救済に、受け入れ側の体制が追いつかない! /・韓国が抱える「財閥優遇」のひずみと「大き過ぎる輸出依存度」という難問 /・マイナス成長へ転じたブラジル。それでも物価上昇で、国民の不満が爆発/・「北極海」の資源と航路をめぐる新たな冷戦が始まっている!

6章 「新たな冷戦」の時代に日本の課題は?
・TPP大筋合意。日本にどんなメリットが出てくるのか?/・日本の調査捕鯨は、なぜ違反になった? 海外と日本では「線引き」が違うという現実/・国際社会で存在感を増すために日本が抱えている課題は?/・安保法案成立で考える民主主義とは何か?
内容(「BOOK」データベースより)
池上解説で、テロ・移民で揺れるヨーロッパ/経済減速に直面する中国/新大統領が決まる米国/孤立深まるロシア―世界の“次”を読む!