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改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 2014年14冊目

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 ★★★★★



改訂版が手に入ったので、途中から改訂版に変えて読んだ。

負債を背負う前に資産を形成し、資産にお金を稼いでもらうという趣旨。

その資産を形成するに大きなお金は必要ないというのが意外で、それを可能にするにはフィナンシャル・インテリジェンスを身につける必要があるようだ。

かなり冗長だ。
それでもお金について考えさせられるので読んでしまう。


日がたったらまた読んでみたい本だ。


p.12
二人は「給料は増えているのに、お金はどこへ行ってしまったのだろう」と不思議に思いながら、あまったわずかなお金で投資信託を買い、生活必需品をクレジットカードで買う。子供たちは学齢期に達し、大学進学のためのお金を貯める必要が出てくる。それと同時に自分たちの引退後の生活のためのお金も貯め始めなければならない。略
彼らは会社の持ち主に利益をもたらすために働き、政府に税金を払うために働き、銀行にローンを返すために働き、クレジットカードでの買い物の支払いをするために働く。

p.28
わたしの二人の父は何かにつけてまったく正反対の考え方をしていた。一人は「金持ちはお金に困っている人を助けるためにもっと税金を払うべきだ」と考えていた。もう一人は「税金は生産するものを罰し、生産しないものに褒美をやるためのものだ」と言っていた。

p.55
「きみはものの見方を変えなくちゃ駄目だよ。つまり問題なのはわたしだと言ってわたしをせめるのをやめるんだ。わたしが問題なんだと思っていたら、わたしを変えなければそれは解決しない。もし、自分自信が問題なんだと気づけば、自分のことなら変えられるし、何かを学んでより賢くなることもできる。大抵の人が自分以外の人間を変えたいと思う。でも、良く覚えておくんだ。ほかのだれを変えることより、自分自身を変えることの方がずっと簡単なんだ」

p.92

金持ちは資産を手に入れる。中流以下の人たちは負債を手に入れ、資産だと思い込む

負債も資産というのは誤りで、貸し手側の甘言だ。


p.96

資産は私のポケットにお金を入れてくれる
負債は私のポケットからお金をとっていく

p.132

お金についての才能を開花させるには、専門知識と同時に「度胸」が必要だ。その理由は、恐怖が強すぎると才能が萎縮してしまうからだ。私はクラスで生徒に次のようなことを学ぶように何度も言う。それは、リスクを負うこと、大胆になること、恐怖を力と知恵とに変えることだ。

p.154

お金に関する私の哲学の基本は、資産欄に種をまくことだ。これは、お金を作るための「公式」と言ってもいい。はじめは少ない額で種をまく。何粒かの種は育つが、育たない種もある。

p.157

勝者は負けを恐れないが、敗者は負けを恐れる。失敗は成功に至るプロセスの一部だ。失敗を避ける人は成功も避けている。

p.161

あなたにとって最大の財産は、あなたの知識、「知っていること」だ。反対に最大のリスクは「知らないでいること」だ。

p.242

ほしいものをまずだれかに与えれば、それが増えて返ってくるということだ。多くの場合、自分が何をほしいか考え、それを他人にあげるにはどうしたらいいかと考えただけでも、見返りがもたらされる。出会った人たちが私に微笑みかけてこないと感じたときは、いつも私は自分から微笑みかけ、「ハロー」と声かける。するとまた魔法のように、微笑みを浮かべた人が私の周りに突然増える。世界はあなたを映す鏡にすぎないというのは本当だ。

p.250

スーパーマーケットがバーゲンセールをしたとする。たとえばトイレットペーパーの安売りだ。すると消費者はどっと押し寄せ、買いだめをする。ところが、不動産市場や株式市場がバーゲンセールを始めると、たいていの場合それは大暴落だの反落だのと呼ばれて、消費者はそこから逃げ出す。スーパーマーケットが値上げをするとそっぽを向いてほかで買い物をする消費者が、不動産市場や株式市場が値上がりをすると買いに走る。

本当にそう。
この反対をいけない。


p.257

金持ち父さんはよくこう言っていた。「裕福になるための鍵は、勤労所得をできるだけ速く不労所得ポートフォリオ所得に変える能力にある」。また、こうも言っていた。「税金は勤労所得に対するものが一番高い。1番税金が低いのは不労所得だ。御鐘を自分の為に働かせた方がいいもう一つの理由がここにもある。」

内容紹介
お金の力を正しく知って、思い通りの人生を手に入れよう。
変化の時代のサバイバルツールとして世界中で読まれ続けるベスト&ロングセラー、待望の改訂版。

□最初に読むべき「お金」の基本図書
毎年多くの「お金」に関する本が出版され,書店に並び、そして消えていきます。
そんな状況の中で、「金持ち父さんシリーズ」は刊行から13年経った今でも変わらず多くの支持を得ています。

その第1作目である『金持ち父さん 貧乏父さん』は、時代が変わっても古びない原理原則を示す「お金」の基本図書。
「目からウロコの連続でした! 」という声が絶えず寄せられ、これまで数多の人々の「お金観」を変えてきました。
現在は日本やアメリカのみならず51ヶ国語に翻訳され、109ヶ国で読まれています。
出版社からのコメント
なぜ、今改訂なのか。それには重要な理由があります。

□激動の時代を乗り切る手段として

一流大学を卒業すれば一流企業に就職できて、一生安泰の良い人生。
そんな時代はもう終わりました。
年功序列」「終身雇用」の神話が崩れ去っただけでなく、正社員として一生懸命働いても、生活に困る暮らしを強いられる人が現在急増しています。

つまり、会社に属してただ働くだけでは生きていけない、そんな時代に突入しているのです。
格差を社会や組織のせいにするのではなく、ファイナンシャル・リテラシーを身につけることで、時代を乗り切ることが求められています。
激動の時代だからこそ、金持ち父さんの教え=お金を動かして人生を幸福に過ごすための哲学が必要です。
それを知っていれば、人生の選択肢が大いに広がっていくからです。

□若い人がより希望を持って生きていくために

20代の若い人たちは、バブル崩壊とともに誕生し、もはや経済成長を期待できないなかで大人になった世代です。
そして現在、過去に類を見ない就職難に苦しんでいます。
就職できたとしてもブラック企業での就労で疲弊し、心身に不調をきたす…など、未来に「希望」を持てない状況が続いています。

そんな状況から脱し、厳しさを増した時代においてもよりよい人生を生きていくためには、金持ち父さんのような会社でお金のために働く「以外」の考え方が必要です。
実は本書の読者の約半分が20代。
近年では、若きオピニオンリーダー木暮太一さんに「しんどい働き方から抜け出し、自由な人生を送るためのヒントをこの本から学びました」と『金持ち父さん 貧乏父さん』を紹介して頂きました。
「自らの力で生きていくためのバイブル」として本書はますます必要とされています。

しかしそれを、学校や周囲の大人は教えてくれません。
だからこそ「金持ち父さんの教え」を今一度手に取り、物質的にも心的にも人生を楽しむ余裕を手に入れてほしいのです。

□時代にフィットした内容を加筆、さらに読みやすく

刊行から13年。
当時と今の状況は大きく変化しています。
具体的には、アメリカではサブプライムローン問題が噴出し、さらに全世界を巻き込むリーマン・ショックが起こりました。
今回の改訂では、最新の状況により適した内容を加筆修正。
また綿密に文章を見直し本当に必要な部分だけを抽出することで、教えの軸となる考え方をよりわかりやすく説明しています。
1度読んだ方にも再読の価値がある本に仕上がっています。