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金融の本領 2014年9冊目

金融の本領 ★★★☆☆



長期投資の安全性、可能性、社会貢献的性格は分かったけれども、一般人の小金を長期運用したところでたかがしれている。
だから、短期投資のハイリスク・ハイリターンというのが一般人にとっての投資のイメージなんじゃないかな。それを理解せずにタンス預金を長期投資に回すべきだと考えても無意味だと思う。大きな数字であるタンス預金も、小さな数字の集まりだ。
それから長期投資のメリットばかりでリスクについて全く述べられていない。長期投資をしている会社であるから当然かもしれない。全部を真に受けずに疑いながら読んだほうが良さそうだ。


内容紹介
41年の金融人生から導き出された「金融の本質」とは。投資に最も必要なイマジネーションと合理性をいかにして会得したのか。庶民派金融の第一人者による痛快無比な金融論。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
澤上/篤人
さわかみ投信株式会社代表取締役会長兼最高投資責任者。70年から74年までスイス・キャピタル・インターナショナルにてアナリスト兼ファンドアドバイザー。その後、80年から96年までピクテ・ジャパン代表を務める。96年にさわかみ投資顧問を設立し、99年には日本初の独立系投資信託会社であるさわかみ投信を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)