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世界一受けたいお金の授業

世界一受けたいお金の授業 ★★★★★


お金について知る入門編として相応しい内容だ。
実際のスタバを例に出し、お金の流れを数字ではなく図にしての解説は素人の自分にはとても分かりやすかった。

しかし、スタバのコーヒー300円の利益が21円というのには驚いた。
250円位かと思っていたからだ。
商売ってなんて厳しいんだろう。

タイムリーに宅配ピザの価格破壊が起こるかもしれない? | ニコニコニュースというニュースがあった。

「確かに、ピザの原価は本来それほど高いものではありません。例えば、生地を工場で大量に作る宅配ピザの2000円くらいのマルゲリータだったら、原価は200円くらい。よく大手宅配ピザチェーンが『店までピザを取りにくれば、もう1枚無料』なんてサービスを行なっているくらいですから」

やはり、デリバリーする人件費の比率が大きいということか。

「はい。時給1200円ぐらいのデリバリースタッフを待機させるには、原価にそれぐらい上乗せしないと商売が成り立たないんです。宅配ピザは『高くてもいいから家に持ってきて』という人が頼むもの。だから、雨の日やサッカー日本代表の試合がある日などに注文が殺到する」(白根氏)

雨の日も風の日も、家まで焼きたてのピザを迅速にデリバリーしてくれる料金まで込み、と考えれば、宅配ピザの価格は妥当なのかもしれない。

この本によると飲食業界の粗利率は40〜60%(p.154)なので、宅配ピザの粗利率90%というのは突出して高い。

前なら原価200円だと1800円の利益で良い業界だなと思ってしまっていたが、この本を読んだ後では「1800円は粗利。固定費(人件費、光熱費、家賃、広告費)がいくらか分からないと利益は分からない」と思うようになった。

そこで踏み込んで固定費を調べてみた。

宅配ピザの価格破壊はなぜ起きないのか? - Yahoo!知恵袋より

宅配ピザの一般的な原価構成は、
食材費3割、人件費2割、その他コスト3割、儲け2割だそうです。

固定費5割で儲け2割か。

2000円のピザで400円の利益。
スタバが7%の利益率なのに比べて、宅配ピザは20%の利益率。
やっぱり高い。
とても儲かる業界のようだ。
こんなに美味しい業界に、なんで価格競争が起きないんだろう。
どんどん新規参入してきてそうなのに。


内容紹介
□「給与」
□「税金」
□「儲けのカラクリ」
□「決算書」
□「日本・世界経済」
□「投資」

「お金」「経済」に関係する「なぜ?」をコンサルタントが平易な言葉で”ゼロから”わかりやすく解説。

素朴な疑問をとりあげ、あなたの知的好奇心も満たしつつ、
お金を「守りたい」「増やしたい」願いを叶える方法に、あなたを導いていきます!

・「飲食」「製造」「サービス」――どの業界が儲け率が高いの?
外資系企業が給料が高いのはなぜ?
・「景気が厳しいですね」と言う人は、何もわかっていない
・あなたの給料を、そんなに上げられない理由
・日本の10年後、20年後の財政はどうなっているの?
・夢を叶えている人・成功者の共通点とは?

本書の特徴

1わかりやすい!

これ以上、わかりやすく書けない!というくらい、平易な言葉でわかりやすく基本的なことから書かれているのが最大の特徴。
4人の登場人物が素朴な疑問を先生にぶつけ答えていくスタイルが、お金・経済のカラクリをシンプルに理解できるように促してくれます。

2テレビで話題!

テレビ東京カンブリア宮殿』に品川女子学院、漆紫穂子校長が取り上げられ、漆校長就任から偏差値20ポイントアップ、入学希望者数を60倍に増やした手腕が紹介されました。
その中で、画期的な特別授業として、本企画のベースとなった「高校生でもわかるお金の授業」が放映されました!

3イラスト満載! 面白い!
イラスト満載で、たとえ高校生でも抵抗なく読み進められるます。
また、「10分で人気店・潰れる店を見抜くワザ」「お金の使い方でわかるその人の器」など、エンターテインメント要素も取り入れています。