スポンサーリンク

メラビアンの法則

メラビアンの法則

【メラビアンの法則】天使と悪魔のビジネス用語辞典より

実験内容

まず、「好意」「嫌悪」「中立」のニュアンスを表す言葉を3つずつ選ぶ。
それら9つの言葉を、それぞれ、「好意」「嫌悪」「中立」の声色で話者が
テープレコーダーに録音。
「好意」「嫌悪」「中立」の表情をした顔写真を1枚ずつ用意。
で、ここから実験開始。
被験者は、ある写真を見せられながら、ある言葉を、ある声色で聞く。
そして、話者の感情をどう判断したかを調べる。

たとえば、怒った顔の写真を見せられ、歯軋りするような声で好意的な意味の言葉を聞かされた時、被験者が話者の感情を「好意」と判断したら、表情や声色よりも言葉のインパクトが強いと解釈されるというわけ。

メラビアンさんが実験で確かめたかったのは、「視覚」「聴覚」「言語」で
矛盾した情報が与えられたときに
、人はどれを優先して受け止め、話者の感情
や態度を判断するのか、ってことだったのです。

実験結果
55%=Visual (視覚情報:見た目・表情・しぐさ・視線)
38%=Vocal (聴覚情報:声の質・速さ・大きさ・口調)
07%=Verbal (言語情報:言葉そのものの意味)

つまり人は視覚情報を一番の判断材料にしているのか。
ただし、こういった特殊な条件でのみの結果であり、プレゼンテーションやコミュニケーションでは当てはまるかどうかは考慮していない。

引用を重ねるうちに、引用者の勝手な解釈が加わり、やがてコミュニケーシ
ョンやプレゼンテーションにおける「法則」にまで昇格してしまいました。

メラビアンの法則 - Wikipediaより

この内容が次第に一人歩きをし、この法則から「見た目が一番重要」あるいは「話の内容よりも喋り方のテクニックが重要」という結論が導き出されると言う解釈が有名になっている。就職活動の面接対策セミナー、営業セミナー、自己啓発書、話し方教室などでこの解釈がよく用いられる。
コミュニケーション全般においてこの法則が適用されると言うような解釈はメラビアン本人が提唱したものとは異なるもの(通俗心理学)である

なるほど、もう誤用がまかり通るようになってしまったのか。
ところで本当のメラビアンの法則の実験結果は実生活では何の役にも立ちそうもないな。